AdjustConfigクラス
AdjustConfig
クラスを使って、Adjust SDKで使用される設定を保存できます。
Adjust SDKを初期化する前に
AdjustConfig
クラスを設定する必要があります。これは、SDKが実行時にこのクラスからプロパティをコピーするためです。
このメソッドを呼び出してSDKを設定してください。
SDKを設定するには、アプリに関する情報をConfigオブジェクトに渡す必要があります。アプリトークン、環境、ログレベルを指定する必要があります。
AdjustConfig (Context context, String appToken, String environment, boolean allowSuppressLogLevel)
String appToken = "{YourAppToken}";
String environment = AdjustConfig.ENVIRONMENT_SANDBOX;
AdjustConfig config = new AdjustConfig(this, appToken, environment, true);
全て展開する
context
文字列 アプリ環境に関するグローバルな情報へのインターフェイス。 はい(標準SDKのみ) appToken
文字列 アプリのアプリトークン。管理画面で確認できる一意の識別子で、常に12文字でなければなりません。 はい(標準SDKおよびWeb View SDK) environment
文字列 アプリの現在の環境。Adjustはこの環境設定を使用して、実際のトラフィックとテストトラフィックの違いを区別します。この値の設定には常に注意が必要で、特に収益をトラッキングする場合に重要です。 はい(標準SDKおよびWeb View SDK) allowSuppressLogLevel
Boolean true
に設定されている場合、LogLevel.SUPPRESS
を使用できるようになり、本番環境のデフォルト値を置き換えます。 いいえ
environment
AdjustConfig.ENVIRONMENT_SANDBOX
AdjustConfig.EnvironmentSandbox
アプリがテストされていることを示します。管理画面ではライブデータとして表示されません。 environment
AdjustConfig.ENVIRONMENT_PRODUCTION
AdjustConfig.EnvironmentProduction
本番環境で使用されているアプリを示します。データはライブデータとして扱われます。
アプリで多くのイベントをトリガーする場合は、イベントのバッファリングを有効化することをお勧めします。イベントのバッファリングにより、イベントの送信をずらすことができます。有効にすると、Adjust SDKではリアルタイムではなく1分に1回イベントを送信します。Adjust SDKがイベントをAdjustバックエンドに送信するまで、バッファにイベントが保持されます。
void setEventBufferingEnabled (Boolean eventBufferingEnabled)
adjustConfig.setEventBufferingEnabled(true);
デフォルトでは、アプリがフォアグラウンドで開かれているときに限り、Adjust SDKはイベント情報を送信します。アプリがバックグラウンドで動作しているときに、SDKからイベントを送信できます。
void setSendInBackground (boolean sendInBackground)
adjustConfig.setSendInBackground(true);
Adjust SDKから受け取るログの取得レベルを変更するには、logLevel
プロパティを変更します。一部のログレベルは、サンドボックス環境でアプリケーションを実行している場合にのみ利用できます。
void setLogLevel (LogLevel logLevel)
adjustConfig.setLogLevel(LogLevel.WARN);
全て展開する
LogLevel.VERBOSE
AdjustConfig.LogLevelVerbose
ログをフルで有効化します。 LogLevel.DEBUG
AdjustConfig.LogLevelDebug
デバッグ問題のためのより詳細なログを有効化します。 LogLevel.INFO
AdjustConfig.LogLevelInfo
情報、警告、エラー、assertログを返します。 LogLevel.WARN
AdjustConfig.LogLevelWarn
警告、エラー、assertログを返します。 LogLevel.ERROR
AdjustConfig.LogLevelError
エラーとassertログのみを返します。 LogLevel.ASSERT
AdjustConfig.LogLevelAssert
アサートログのみを返します。 LogLevel.SUPPRESS
AdjustConfig.LogLevelSuppress
全てのログを無効化します。
マルチプロセスアプリ を構築している場合、Configオブジェクトでメインのプロセス名を設定する必要があります。
void setProcessName (String processName)
AdjustConfig.setProcessName("com.example.myapp:YourMainProcessName");
アプリのデフォルトトラッカーを設定できます。Adjust SDKでは、その他に読み取るトラッカー情報がない場合に、このトラッカーを使用します。
void setDefaultTracker (String defaultTracker)
adjustConfig.setDefaultTracker("{LinkToken}");
defaultTracker
文字列 デフォルトとして設定するトラッカーのトラッカートークン。
流入元のアトリビューションの更新通知をアプリが受けるために、デリゲートコールバックを登録することができます。アトリビューションには複数の流入元が紐づく可能性があるため、この情報は同時に送ることができません。
void setOnAttributionChangedListener (OnAttributionChangedListener onAttributionChangedListener)
config.setOnAttributionChangedListener(newOnAttributionChangedListener() {
@Override
public void onAttributionChanged(AdjustAttribution attribution) {}
});
Configインスタンスでデバイスがすでに認識されているかどうかを指定できます。
void setDeviceKnown (boolean deviceKnown)
AdjustConfig.setDeviceKnown(true);
デリゲートコールバックを登録して、イベントが正常にトラッキングされた旨の通知を受け取ることができます。
void setOnEventTrackingSucceededListener (OnEventTrackingSucceededListener onEventTrackingSucceededListener)
config.setOnEventTrackingSucceededListener(newOnEventTrackingSucceededListener() {
@Override
public void onFinishedEventTrackingSucceeded(AdjustEventSuccess eventSuccessResponseData) {
// ...
}
});
デリゲートコールバックを登録して、イベントのトラッキングに失敗した旨の通知を受け取ることができます。
void setOnEventTrackingFailedListener (OnEventTrackingFailedListener onEventTrackingFailedListener)
config.setOnEventTrackingFailedListener(newOnEventTrackingFailedListener() {
@Override
public void onFinishedEventTrackingFailed(AdjustEventFailure eventFailureResponseData) {
// ...
}
});
デリゲートコールバックを登録して、セッションのトラッキングに成功した旨の通知を受け取ることができます。
void setOnSessionTrackingSucceededListener (OnSessionTrackingSucceededListener onSessionTrackingSucceededListener)
config.setOnSessionTrackingSucceededListener(newOnSessionTrackingSucceededListener() {
@Override
public void onFinishedSessionTrackingSucceeded(AdjustSessionSuccess sessionSuccessResponseData) {
// ...
}
});
デリゲートコールバックを登録して、セッションのトラッキングに失敗した旨の通知を受け取ることができます。
void setOnSessionTrackingFailedListener (OnSessionTrackingFailedListener onSessionTrackingFailedListener)
config.setOnSessionTrackingFailedListener(newOnSessionTrackingFailedListener() {
@Override
public void onFinishedSessionTrackingFailed(AdjustSessionFailure sessionFailureResponseData) {
// ...
}
});
ディープリンク情報に応答するためのリスナーを設定できます。このリスナーはブーリアン値を返します。値は、ユーザーがディープリンクを開いた時にアクティビティを起動するかどうかを示しています。詳細はディープリンクガイド をご覧ください。
void setOnDeeplinkResponseListener (OnDeeplinkResponseListener onDeeplinkResponseListener)
config.setOnDeeplinkResponseListener(newOnDeeplinkResponseListener() {
@Override
public boolean launchReceivedDeeplink(Uri deeplink) {
// ...
if (shouldAdjustSdkLaunchTheDeeplink(deeplink)) {
return true;
} else {
return false;
}
}
});
一部の情報は、アプリが起動するまで入手できない場合があります。データが利用可能になるまで待つ必要がある場合は、SDKの初回起動を遅らせることができます。起動を遅らせる秒数を指定することも可能です。
この遅延は、ユーザーが初めてアプリを開いた後のセッションにのみ適用されます。このセッションの後は、アプリの起動時に遅延なしでSDKが初期化されるようになります。
void setDelayStart (double delayStart)
adjustConfig.setDelayStart(5.5);
delayStart
数値(double) 実装する遅延(秒)。使用可能な最大値は10秒です。
外部デバイスIDは、デバイスまたはユーザーに割り当てることができるカスタム値です。デバイスIDが変わっても、複数のセッションやインストールを横断してユーザーを認識したい場合に使用できます。
void setExternalDeviceId (String externalDeviceId)
adjustConfig.setExternalDeviceId("{YourExternalDeviceId}")
Adjust SDKを使用して、出荷直後のユーザーのデバイスにアプリがプリインストールされているかを確認できます。最も有効な方法は、システムペイロードを使用することです。これを行うには、Configオブジェクトでこの機能を有効化してください。
void setPreinstallTrackingEnabled (boolean preinstallTrackingEnabled)
adjustConfig.setPreinstallTrackingEnabled(true);
Adjust SDKでは、アトリビューションの一部としてコストデータを送信する必要があるかどうかを指定できます。
void setNeedsCost (boolean needsCost)
adjustConfig.setNeedsCost(true);
Adjust SDKでは、URL戦略設定を使用して地域のエンドポイントに優先順位付けができます。この設定は、データレジデンシー機能を利用している場合に使用できます。
void setUrlStrategy (String urlStrategy)
adjustConfig.setUrlStrategy(AdjustConfig.DATA_RESIDENCY_EU);
AdjustConfig.DATA_RESIDENCY_EU
AdjustConfig.DataResidencyEU
EUをGDPRの居住エリアとして設定します。 AdjustConfig.DATA_RESIDENCY_TR
AdjustConfig.DataResidencyTR
トルコを居住国として設定します。 AdjustConfig.DATA_RESIDENCY_US
AdjustConfig.DataResidencyUS
アメリカ合衆国を居住国として設定します。 AdjustConfig.URL_STRATEGY_CHINA
AdjustConfig.UrlStrategyChina
URL strageryを app.adjust.world
ドメインに設定します。 AdjustConfig.URL_STRATEGY_CN
AdjustConfig.UrlStrategyCn
URL strageryを app.adjust.cn
ドメインに設定します。 AdjustConfig.URL_STRATEGY_CN_ONLY
AdjustConfig.UrlStrategyCnOnly
URL strategyを app.adjust.cn
ドメインに設定しますが、リクエストが失敗した場合、別のドメインにフォールバックすることは ありません。 AdjustConfig.URL_STRATEGY_INDIA
AdjustConfig.UrlStrategyIndia
URL strageryを app.adjust.net.in
ドメインに設定します。