SFTPサーバーとの接続の設定

Adjustのクラウドストレージアップロード機能を使用して、お客様のSFTP(セキュアファイル転送プロトコル)サーバーにユーザーのローデータを自動的にエクスポートできます。

SFTPサーバーをローデータのエクスポート先に設定するには、以下が必要です。

  • SFTPサーバーへのアクセス
  • 認証情報(ユーザー名/パスワードまたはSSHプライベートキー)
  • AdjustによるCSVファイルのアップロード先となる、サーバー上のフォルダとそのパス

SFTPサーバーを準備

  1. SFTPサーバーが稼動しており、インターネットにアクセスできることを確認します。

  2. Adjustがファイルのアップロードに利用する、専用のユーザーアカウントを作成します。

    • ユーザー名とパスワード​ による認証、または ユーザー名とSSHプライベートキー​ による認証のいずれかを使用してください。
  3. Adjustがエクスポートファイルを保存するためのフォルダを決めます。

    • Adjustユーザーにこのフォルダへの書き込み権限を付与します。

SFTPの認証情報を追加

エクスポート設定を行う前に、パートナー接続にSFTPの認証情報を追加する必要があります。

  1. Adjustダッシュボードで、 認証情報(Credentials)​ に移動します。
  2. 新しい認証情報を追加(Add new credential)​ をクリックします。
  3. プロバイダーとして SFTP​ を選択します。
  4. 以下のいずれかの認証情報を入力します。

オプションA:ユーザー名とパスワードによる認証

  • ホスト(例:sftp.example.com
  • ポート(デフォルト:22
  • ユーザー名
  • パスワード
  • フォルダのパス

オプションB:ユーザー名とSSHキーによる認証

  • ホスト(例:sftp.example.com
  • ポート(デフォルト:22
  • ユーザー名
  • SSHプライベートキー
  • フォルダのパス
  1. 接続(Connect)​ をクリックします。Adjustは保存する前に認証情報のテストを行います。

    • このステップで、AdjustはSFTPサーバー上に/.write_test_tmpという名前の一時的なテストファイルを作成し、書き込み権限が付与されていることを確認します。
  2. 確認が終わったら、認証情報を保存します。これでエクスポート設定を利用することができます。

SFTPでローデータエクスポートを設定

  1. Adjustダッシュボードで、 ローデータエクスポート(Raw Data Export)​ > クラウドストレージアップロード(Cloud Storage Uploads)​ の順に移動します。
  2. エクスポート先を追加(Add export destination)​ をクリックします。
  3. ストレージプロバイダーとして SFTP​ を選択します。
  4. 先に作成したSFTP認証情報を選択します。
  5. SFTPサーバー上のエクスポート先となる ターゲットフォルダ​ を入力します(例:/adjust_exports/)。
  6. 設定を保存します。

アップロードされたファイルを確認

  • Adjustは、エクスポートスケジュールに従って、SFTPサーバーにローデータCSVファイルを自動的にアップロードします。
  • SFTPのエクスポート先フォルダを確認して、ファイルが格納されていることを確認します。