広告費用ソースがデータに与える影響
Adjustでは、2つの広告費用ソースを使用して、広告費用データを取得します。
- 広告費用ネットワーク
- 広告費用アトリビューション
広告費用ネットワーク
このソースでは、Adjustは専用のレポートAPIを使用して、リンクされている各パートナーの広告費用データを取得します。複数日にわたる過去データは、デフォルトで14日間閲覧できます。リクエストに応じて、データを再取得して取り込むこともできます。全てのデータは分解され、ネットワークが提供するディメンションに保存されます。
ネットワークのAPIを使用することで、レポートされた数値に乖離が生じる可能性が低くなります。広告費用のデータは、明示的なネットワークIDを使用してネットワークディメンションにレポートされます。これらのディメンションはCampaign ID
、Adgroup ID
、Source ID
、およびAd ID
です。
広告費用アトリビューション
このメソッドは、Adjustの「エンゲージメントに対する広告費用(ad spend on engagement)」メソッドを使用して広告費用データをレポートします。Adjustはクリック時またはインプレッション時に広告費用情報を受信します。エンゲージメントに対する広告費用を計測するために、ネットワークはクリックおよびインプレッションリンクURLに追加されたパラメーターを使用して、Adjustに広告費用データポイントを送信します。
例:https://app.adjust.com/abc123?cost_amount=0.1&cost_type=cpi&cost_currency=eur
この方法は、パートナーがAdjustに広告費用データを共有する上で便利です。しかし、値は静的であり、エンゲージメントに永続的に紐付けされています。そのため、リアルタイムに変化する入札価格に合わせて動的に更新することはできません。
その結果、広告費用データがAdjustダッシュボードで過少にレポートされ、パートナーダッシュボードとの乖離が発生する場合があります。
複数ソース
複数ソースでは、Adjustがデータの取得にどの方法を使用した場合でも、全てのキャンペーンの広告費用データを1ヶ所で確認することができます。アトリビューションソースとネットワークソース間での切り替えをする必要はありません。
mixed
ソースを使用する場合、Adjustははじめにネットワークが連携されているかどうかを確認します。 連携されていない 場合、代わりにAd Spend (Attribution)
指標のデータを表示します。
広告費用(Ad Spend)指標
以下は、Adjustが広告費用データを収集する方法に関連した指標です。
指標 | 説明 | 計算式 |
---|---|---|
広告費用 | ad_spend_sourceが mixed に設定されている場合に使用。つまり:
| |
広告費用(ネットワーク) | ネットワークAPIを使用して取得したデータを常に表示する | |
広告費用(アトリビューション ) | Adjustの広告費用に対するエンゲージメントのメソッドを使用して取得したデータを常に表示します。 | click_cost + impression_cost + install_cost の合計 |
広告費用差異 | アトリビューションとネットワークソースの差異を絶対値で表示します。 | Ad Spend (Attribution) - Ad Spend (Network) |