ATTの同意ポップアップを表示しSDKを初期化
「ATTの同意ポップアップを表示し、SDKを初期化する」アプローチをとる場合は、ユーザーがアプリを起動した直後にATTの同意ポップアップを表示し、ユーザーが反応した後にAdjust SDKを初期化することを推奨します。ユーザーがトラッキングに同意するか拒否するかに関わらず、SDKを初期化する必要があります。SDKが初期化されたら、Adjustは新規ユーザーのインストール数または既存ユーザーのセッション数を計測します。インストールやセッションはポップアップの表示後まで開始しないため、そのポイントよりも前に行われたユーザーアクティビティは記録されません。
ユーザーが同意した場合、このアプローチによって、SDKはIDFAをインストール情報の一部として送信できるようになります。
同意プロンプトを表示するには、Adjustのアプリトラッキング承認ラッパーを使用するか、お客様側でrequestTrackingAuthorization(completionHandler:)
メソッドを呼び出すことができます。
ワークフロー
- インストール後、またはiOS 14.5以降にアップグレードした後、ユーザーがアプリを初回起動します。
- (新規ユーザーのみのオプション)アプリがオンボーディング画面を表示します。
- アプリがプリパーミッションプロンプトを表示します。(設定されている場合)
- アプリがAdjust SDKのユーザー同意をプロンプトするラッパーを呼び出し、ポップアップを表示します。
- ユーザーが「トラッキングを許可する」、もしくは「トラッキングしないように要求」します。
- アプリAdjust SDKを初期化します。
ユーザーのレスポンスに従って、Adjust SDKがデータを収集します。
- ユーザーが「許可する」を選択した場合、SDKはIDFAとともにバックエンドにインストール情報を送信します。ユーザーが後でオプトアウトしない限り、全てのインストールやポストインストールイベント、セッションの計測において、IDFAの利用が可能になります。
- ユーザーが「トラッキングしないように要求」を選択した場合、SDKはIDFAを含まない新規ユーザーのインストール情報と既存ユーザーのセッション情報をバックエンドに送信します。IDFAは、その後のポストインストールイベントやセッションの計測に利用できなくなります。ただし、既存のアトリビューションデータには影響を与えません。
プロンプトのタイミングをカスタマイズ
アプリにオンボーディングプロセスやチュートリアルが含まれている場合は、ユーザーがプロンプトを完了するまでATTプロンプトの起動を遅らせることができます。Adjust SDKを使用すると、ATTプロンプトの起動を最大 120秒間 遅らせることができます。これにより、ユーザーが同意の決定を通知する前に最初のオンボーディングを完了できるようになります。
詳細はプロンプトのタイミングをカスタマイズを参照してください。