Segmentと独立したSDK連携を設定

SegmentはAdjustのアナリティクスパートナーです。この連携設定により、Adjust SDKとSegment SDKはそれぞれ独立して動作するようになります。このソリューションを使用すると、ディープリンクをはじめとするAdjust SDKの追加機能を簡単に実装することができます。

計測の仕組み

Adjust SDKとSegment SDKが独立して動作するときにユーザーアクティビティが記録される仕組みは、以下の通りです。

1. アプリがAdjust SDKを直接初期化します。
2. Adjust SDKは自動的にインストール、セッション、リアトリビューションを記録します。
3. Segment SDKはイベントを記録し、Segmentサーバーはそれらをサーバー間イベントとしてAdjustサーバーにクラウドモードで送信します。
4. AdjustサーバーはインストールコールバックをSegmentサーバーに送信します。Segmentは、インストールコールバックをInstall Attributedと呼ばれるtrackイベントとして記録します。

連携の設定

独立したAdjust SDKソリューションをSegmentで設定するには、以下の手順に従ってください。

1. Adjust SDKとSegment SDKを設定する

Adjust SDKとSegment SDKを設定する方法の手順については、AdjustのSegment連携開発者ドキュメントを使用してください。

2. AdjustでSegmentを有効化する

AdjustでSegmentを設定するには、次の手順に従ってください。

WRITE KEYを確認する方法は、Segmentのドキュメントをご覧ください。

Segmentはインストールアクティビティのコールバックを受信するようになります。

3. SegmentにAdjust destinationを作成し、Adjustのアプリトークンを追加する

SegmentダッシュボードにAdjustをdestinationとして追加するには、以下の手順に従ってください。

1. Destinations > Add Destination​ を選択します。
2. Adjustを検索します。
3. Adjust​ をソースのdestinationとして追加します。

AdjustアプリトークンをSegmentのAdjust destinationに追加するには、以下の手順に従ってください。

1. Destination​ を選択して、Adjust destinationを選択します。
2. アプリトークン（App Token）​ を選択し、AppViewから取得したアプリトークンを入力します。
3. 保存（SAVE）​ を選択します。

Adjustでのアプリ設定に基づいて、Adjust destinationをソースに関連付ける方法については、以下の表を参照してください。

4. Adjustでイベントトークンを作成

Segmentダッシュボードでイベントを確認し、Adjustにリンクするイベントを決定します。

AdjustにリンクしたいSegmentのtrackコール全てに、対応するAdjustイベントトークンを作成してイベントトークンをコピーします。

カスタムパラメーターを使用してネットワークにイベントを送信する必要がある場合は（例：動的リターゲティングをサポート）、これらのイベントをSegment SDKとAdjust SDKで別々に設定します。これらのイベントを、SegmentダッシュボードでAdjust destinationにリンクしないでください。

5. AdjustイベントトークンをSegmentに入力します

1. Segmentダッシュボードで、 Destinations​ を選択し、Adjust destinationを選択します。
2. Map Your Events to Custom Adjust Event Tokens​ を選択して、Adjustダッシュボードでコピーしたイベントトークンを入力します。
   Segmentの全てのtrackイベント名は、Adjustイベントトークンと1:1の関係を持っている必要があります。異なる名前のSegmentのtrackコールを、同じAdjustイベントトークンにリンクしないでください。
3. 保存（SAVE）​ を選択します。

6. Segmentで追加の設定を行います

1. Segmentダッシュボードで、 Destinations​ を選択し、Adjust destinationを選択します。

2. Track Attribution Data​ の設定を ON​ にします。

3. Send Event Creation Time​ の設定を見つけ、適切なオプションを選択します。

   • ON​ - Segmentはサーバー間イベントでcreated_at_unix時刻をパスします。ただし、Segmentではイベントがcreated_at_unixに従って発生順に送信されることが保証されないため、Adjustサーバーはおそらく一部のイベントを拒否します。
   • OFF​ - Segmentはサーバー間イベントでcreated_atパラメーターをパスしません。Adjustサーバーは発生順の理由でイベントを拒否しません。その代わり、received_atタイムスタンプに等しいcreated_atタイムスタンプを内部で設定します。つまり、created_atタイムスタンプは、デバイスがSegment SDKでイベントを実際にトリガーした時刻を示していない場合があることを意味します。

4. 画面の上部にあるのはAdjustの設定です。スイッチを ON​ にしてdestinationを有効化します。

本番用（production）で実装をローンチする準備ができたら、 Send to Production Environment on Adjust​ 設定を ON​ にします。

Segmentに転送されるパラメーター

SegmentへのAdjustのコールバックで送信されるパラメーターのリストは以下の通りです。