SKAN 4のユーザークオリティ分析

SKAN 4のユーザークオリティ分析(SKAN 4 user quality analysis)​ ウィジェットは、ポストバックの内訳に対する合計インストール数の評価を提供することで、SKAdNetwork 4での計測をサポートします。

ユーザークオリティ分析ウィジェットの使用

ユーザークオリティウィジェットは、SKANにレポートされた合計インストール数を、各ポストバックから受信する粗いconversion valueの内訳と比較できるように表示します。

  • X軸:​ ポストバック番号と粗いconversion valueの範囲

    • SKAN 4では、3つのポストバックが送信されます。粗いconversion valueの値は次の通りです:lowmediumhigh。 各値の定義は、Conversion Hubでマッピングした条件によって決まります。 粗い値はそれぞれX軸の列として表示され、送信元のポストバック番号でグループ化されます。
  • Y軸:​ 粗いconversion valueカウント

    • 粗いconversion valueがlowmedium 、またはhighのいずれかのSKANポストバックのカウント。

ユーザージャーニーを把握する

粗いconversion valueは、3つのポストバック全てに利用可能な共通のアトリビュートです。 この値をSKANレポートで使用すると、ユーザージャーニーの全体像を表示できます。粗いconversion valueの分布では、異なる計測期間にマッピングされたアクションやイベントにユーザーがリーチしているかどうかを確認できます。

ポイント:

ポストバック1:

  • ポストバック1でも細かいconversion valueを受け取ることができるため、ポストバック2および3と比較して、ポストバック1では常に粗い値が少なくなることが期待できます。
  • mediumhighの粗い値の範囲の数値が非常に少ない場合、ユーザーが最初の計測期間内にマッピングされたアクションを実行していないことを示しています。

ポストバック2および3:

  • ポストバック2および3では、 lowの範囲は自動的にセッションに紐付けられません。 継続率に関するデータを確認する場合は、このマッピングを使用することをお勧めします。
  • 粗い値の範囲のlowが多くない場合、ユーザーがこれにマッピングされたアクションを実行していないことを意味します。 この場合、マッピングの選択を再度ご確認ください。