Google 広告 (Google Ads)の設定

AdjustとGoogle 広告を連携することで、Google 広告のキャンペーンパフォーマンスの計測・分析ができます。

以下の設定手順に従ってAdjustとGoogle 広告を連携し、キャンペーンを計測してください。連携が完了したらカスタマイズ設定の手順に移り、広告費用の計測、Google 広告へのデータ転送などの設定を行なってください。

事前準備

要件

  • Google 広告 (Google Ads) アカウント
  • Google LINKID: LINKIDの作成方法と共有方法の詳細については、Google 広告のサポートドキュメントをご確認ください。
    • 各アプリは、Google 広告に関連するのLINKIDは1つのみ持つことができます。1つの広告アカウントを使用して1つのLINKIDを生成し、このLINKIDを他の全てのアカウントと共有することにより、Google広告運用の混乱を避けることができます。

このモデルについて

  • Google 広告APIとの連携では、以下のキャンペーンタイプが計測されます。
    • 検索
    • ディスプレイ
    • ショッピング
    • ビデオ
    • アプリ

基本設定

AdjustでGoogle 広告を設定し、キャンペーンを開始する前に、リンクしたイベントをGoogle 広告にインポートします。

1. AdjustとGoogle 広告を連携させる

次の手順に従って、Adjust管理画面をGoogle 広告に接続します。

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  1. 該当アプリの下部に表示されている(▲)ボタンを選択します。
  2. パートナー設定(Partner Setup)​ を選択します。
  3. 新しいパートナーを追加する(ADD PARTNERS)​ を選択し、 Google 広告(Google Ads)​ の横の 追加​ (+) アイコンを選択します。
  4. LINK ID​ 欄にLink IDを入力します。
  5. 保存 (SAVE)​ を選択します。

キャンペーン用にAdjustトラッカーを作成する必要はありません。Google 広告のアプリリンク表示オプションを使用する場合のみ、トラッカーを作成します。トラッカーはGoogle 広告のUIを介して実装されます。詳細はイベント連携を管理するをご覧ください。

注意:
デフォルトでは、全てのGoogle 広告の通常キャンペーンインストールのアトリビューション期間は30日間に、Google 広告のプリレジストレーションキャンペーンは90日間に設定されています。これらのデフォルト設定は、アプリのアトリビューション期間の設定を上書きします。

インストールデータの乖離を防ぐため、アプリのアトリビューション期間をGoogle 広告のアトリビューション期間に合わせることをおすすめします。また、推奨はしませんが、 その他の設定 (All Settings) > アトリビューション設定 (Attribution) > デバイスマッチング (Device matching)でこれらのデフォルト設定をOFFにしてアトリビューション期間を変更することで、お好みのアトリビューション期間にカスタマイズすることもできます。

2. Adjustでイベント連携を管理する

Adjustが計測するイベントは、全て自動的にGoogle 広告に連携されます。これは、Adjustがあらゆるソースからのアプリ内イベントデータをGoogle 広告に送信することを意味します。

自動的なイベント連携を無効にし、Google 広告と特定のイベントのみを共有するには、以下の手順に従ってください。

  1. 該当アプリの下部に表示されている(▲)ボタンを選択します。
  2. パートナー設定(Partner Setup)> Google 広告(Google Ads)> イベント連携(Event Linking)​ の順に選択します。
  3. 削除したいイベントを選択します。
  4. ​ アイコンを選択します。
警告:
Google 広告と連携するイベントには、有効なIPアドレスを含める必要があります。Adjustが現在、サーバー間連携によってアプリ内イベントを計測している場合は、 ip_address=のパラメーターを使用するIPアドレスを含めるようリクエストを更新してください。

サーバー間 (S2S) のイベントリクエストの場合は、現在のSDKバージョンも送信します。Googleはこれを使用して、アプリ内イベントキャンペーンを完全に最適化します。

イベント名

全てのイベント名は、Adjust管理画面で設定した名前の通りにGoogle 広告に表示されます。スペースと特殊文字は1つのアンダーバー (_) に置き換えられます。名前の最初または最後の特殊文字は削除されます。2字以上の特殊文字は全て1つのアンダーバーに置き換えられます。

例:​ Adjust管理画面のREVad_$$cost$$が、Google 広告ではrevad_costと表示されます。

イベント名は イベント連携 (Event Linking)​ にて手動で変更できます。カスタム名を入力するか、ドロップダウンメニューからデフォルトのイベント名を選択します。

以下は、Googleのアプリ内イベントにマッピングするデフォルトのAdjustイベント名です。

  • In App Purchase(アプリ内購入)
  • View Item List(アイテムリストを閲覧)
  • View Item(アイテムを閲覧)
  • View Search Results(検索結果を表示)
  • Add to Cart(カートに入れる)
  • Ecommerce Purchase(Eコマース購入)

収益イベントの In App Purchase を選択します。トランザクションが常にEコマースであることが確実な場合は、Ecommerce Purchase を選択してください。

サーバー間イベントのSDKバージョンを送信する

サーバー間イベントとともにSDKバージョンを送信することをお勧めしますが、必須ではありません。

そのためには、フォーマットされたSDKバージョンが必要です。フォーマットは(プラットフォーム)(SDKバージョン)です。以下にいくつかの例を示します。

プラットフォームSDKバージョンフォーマットされたSDKバージョン
iOS4.12.3ios4.12.3
Android4.18.0android4.18.0

SDKバージョンのフォーマットが完了したら、常にClient-SDKという名前のカスタムリクエストヘッダーを介して送信します。

例:

フォーマットされたSDKのバージョンがios4.12.3の場合、カスタムヘッダーは
以下のcurlコマンドで定義されます。

curl -X GET \\  

'https://s2s.adjust.com/event?s2s=1&event_token=f0ob4r&app_token=4w565xzmb54d&idfa  
=D2CADB5F-410F-4963-AC0C-2A78534BDF1E&created_at=2017-01-02T15%3A04%3A0  
5Z%2B0200&callback_params=%7B%22f0o%22%3A%22bar%22%2C%20%22bar%22%3  
A%22baz%22%7D&partner_params=%7B%22f0o%22%3A%22bar%22%2C%20%22bar%  
22%3A%22baz%22%7D' \  
-H 'Client-Sdk: ios4.12.3'  

3. 連携されたイベントをGoogle 広告にインポートする

Google 広告では、コンバージョンアクションはオンライン購入など、ビジネスに有益なものとしてユーザーが定義した特定の顧客行動を指しています。

Google 広告管理画面側でのイベントのインポート方法については、Google 広告のサポート資料をご覧ください。インポートが完了すると、Google 広告はこれらのコンバージョンアクションに必要なAdjustコンバージョンデータの送信を開始します。

警告:
Google 広告キャンペーンを開始する前に、関連する全てのコンバージョンアクション(first_openと関連するアプリ内アクション)をGoogle管理画面でGoogle 広告にインポートしなければなりません。 インポートが完了するまで、AdjustはGoogle 広告によるアプリのインストールやアプリ内イベントの情報を送信することができません。