63 Conversion Valuesモード
63のconversion value全てを使用して、アプリに合わせたconversion valueマッピングをカスタム作成しましょう。Conversion Hubのシンプルかつ強力なエディターでconversion valueを設定することで、アプリの重要指標を計測できます。
マッピングを新規作成
63 Conversion Valueを新規作成する方法
- AppView で 全てのアプリ(All apps) を選択します。
- リストからアプリを選択するか、検索バーを使用してアプリを探します。
- SKAN Conversion Hub を選択します。
- Conversion valueをマッピング(Map conversion values) を選択します。
- Conversion valueをマッピング(Map conversion values) が表示されます。 アドバンスト設定(Advanced setup) を選択します。
計測期間を設定
- (オプション) SKAN 3期間 :SKAN 3フレームワークがまだ適用されるユーザーに対しては、デフォルトの24時間を推奨します。ただし、24時間未満であれば任意の時間に変更可能です。Conversion value期間により、インストール後にconversion valueを更新できる期間が決定します。この期間は、1回目のポストバックにのみ適用されます。
- (オプション) lockWindow :初期のテスト段階では、デフォルトのポストバックスケジュールを変更したり、3回のポストバックのいずれかに対してlockWindowを使用することは推奨しません。もしlockWindowを変更する場合は、必ずパートナーとその情報を共有してください。
- 後で戻る場合は、 次(Next) または 下書きを保存(Save Draft) を選択します。
オプション:lock windowを追加する
LockWindowsの使用は通常推奨されていませんが、この機能を利用する場合は、最初の計測期間内に設定してください。これにより、キャンペーンのコンバージョン率を評価することができます。その後、2回目と3回目のポストバックを設定することで、より多くの詳細データを取得できます。
デフォルトのポストバックスケジュールから、 編集 を選択し、lock windowを追加してください。
静的windowを設定: ユーザーの大半がインストール後の特定の時間に重要なイベントを実行する場合、この時点で期間をロックすることで、ポストバックを待つ時間を短縮できます。
これを行うことで、スケジュールオーバービューに測定ギャップが表示されます。これは、SKAN lockを適用してから元の計測期間が終了するまでの時間です。この期間中、計測データは記録されません。
細かい値のマッピングを開始
これで、ポストバック1の 細かいconversion value のマッピングを開始できます。
(オプション)広告収益ソースをフィルター:収益conversion valueに考慮する特定の広告収益ソースを選択できます。
コンディション
63 Conversion Valueモード(63 Conversion Value mode)を使用すると、アプリでユーザー行動を計測するのに使用可能な各種コンディションにアクセスできます。
- セッション(Session)– ユーザーのアプリ内セッション
- セッションカウント(Session count)– ユーザーがセッションを開始する回数
- イベント(Event)– 計測したいイベントトークン
- イベントカウント(Event count)– ユーザーがアプリ内でイベントをトリガーする回数
- イベント収益(Event revenue)– 特定のイベントによって発生した収益額
- 広告収益(Ad revenue)– ユーザーの広告とのエンゲージメントによって発生した収益額
- アプリ内購入(IAP)(In-app purchases (IAP))– アプリ内で課金したユーザーによって発生した収益額
- 総収益(Total revenue)– イベント、購入、広告収益によって発生した合計金額
収益範囲
Facebookなどのパートナーの場合、各収益範囲のグループに少なくとも4つの範囲を設定する必要があります。MetaのVOキャンペーンルールの詳細については、「コンバージョン値の最大化(VO)キャンペーン」をご覧ください。
MetaのVOキャンペーン検証ルールは オプション です。
収益範囲をconversion valueにマッピングして、ユーザーがどのくらいの収益を発生させているかを計測します。各conversion valueを独自にマッピングして計測値をカスタマイズするか、あるいは、Conversion Hubで範囲を自動的に入力させることも可能です。
収益マッピングを新規作成する方法
以下のいずれかの収益タイプを使用して、新規のconversion valueマッピングを追加します。
- イベント収益(Event revenue)
- 広告収益(Ad revenue)
- アプリ内購入(In-app purchases)
- 総収益(Total revenue)
選択できる収益タイプは1つです。イベント収益はアプリ内購入のサブセットであり、アプリ内購入と広告収益は総収益のサブセットであるためです。よって、アプリ内収益は全てのイベント収益の合計で、総収益はアプリ内購入と広告収益の合計となります。
収益範囲は0から始める必要があるため、はじめの 最小 フィールドは空欄にするか、0を入力してください。 Meta VOキャンペーンを実施していない場合は、収益範囲を0から始める必要はありません。しかし、この設定を強く推奨します(通貨換算の場合など)。例えば、1つ目のconversion valueの収益範囲が$0.01〜$0.99(CV=1)で、通貨換算後に$0.0009の収益が計測されると、定義された収益範囲外であるためconversion valueは1に更新されません。
最大(Max) 値を入力します。
ユーザーがこの2つの値の間に当てはまる額の収益を生成した場合、conversion valueが更新されます。収益範囲を作成するには、マッピングをさらに追加してください。以下の仕組みをご覧ください。
Conversion valueの範囲に重複がある場合、 Adjustは一致する最も大きいconversion valueを優先します。例えば、以下の収益範囲をマッピングしたとします:
- 1.5.-2.5 = CV2
- 2.5-5 = CV3
Adjustが2.5の収益値を計測した場合、計測された収益と一致する大きい値のconversion valueとして、 conversion valueはCV=3に更新されます。
収益範囲が0から始まる場合(例えば0〜1.5の収益範囲がCV=1にマッピングされている場合)、 conversion valueは0より大きい収益値が計測された場合にのみ更新されます。収益が計測されていない場合、 conversion valueはCV=0のままです。
各値の横にあるチェックボックスにチェックを入れると、一度に複数のconversion valueをマッピングできます。Conversion Hubは、以下のいずれかの配分タイプを使用してこれらの値の収益範囲を作成します。
- 線形配分(Linear) – 選択した全てのconversion valueに対して収益範囲が均等に配分されます。
- 指数配分(Exponential) – 非常に大きい値を持つconversion valueに対して収益範囲が配分されます。
イベントとセッションのカウント数
このセクションでは、イベントとセッションのカウント数の設定について説明します。
最大 カウント数と 最小 カウント数には、同一の数値を入力することができます。例:
- セッションカウント 最小 =3、セッションカウント 最大 =3。 この条件が満たされるには、セッションが3回トリガーされる必要があります。
- イベントカウント 最小 =10、イベントカウント 最大 =10。 この条件が満たされるには、このイベントが10回トリガーされる必要があります。
セッションカウントとイベントカウントの条件に範囲を設定できます。例:
- セッションカウント 最小 =3、セッションカウント 最大 =6。 この条件が満たされるには、セッションが少なくとも3回〜最大6回トリガーされる必要があります。
- イベントカウント 最小 =10、イベントカウント 最大 =20。 この条件が満たされるには、このイベントが少なくとも10回〜最大20回トリガーされる必要があります。
カウント 最小 =1、カウント 最大 =1を設定できます。これは、以下のコンディションを設定するのと同一です。
- セッション
- イベント
セッション、イベントおよびセッションカウントに0は使用できません。というのも、セッションやイベントが発生しないと設定するのと同じだからです。
一括マッピングとCSVアップロード
一括マッピングまたはCSVアップロード機能を使用して、複数のconversion valueをマッピングできます。
一括マッピング
- マッピングに含めたい各conversion valueの横にあるチェックボックス(
☐
)を選択します。 - 画面の下部に表示されるバナーから 一括マッピング を選択します。
- 計測したい コンディション(Condition) を選択します。
- 最小(Minimum) と 最大(Maximum) の収益額を入力します。
- 配分(Distribution) を選択します。
- 割り当てる(Assign) を選択します。
Conversion Hubが収益範囲を選択したconversion valueに割り当てます。
CSVファイルのアップロード
マッピングしたconversion valueをCSV形式でアップロードするには、以下の手順に従ってください。
- ダウンロード(Download) をクリックして、テンプレートをダウンロードします。これはオプションですが、最善の結果を得るためにテンプレートを使用してください。
- ファイルをドラッグアンドドロップするか、 閲覧(Brause) して設定をアップロードします。
- 設定のプレビューを参照して、値が正しくマッピングされていることを確認してください。
- CSVアップロード(Upload CSV) をクリックします。
Conversion Hubにconversion valueがマッピングされました。
複数のコンディションをマッピング
複数のコンディションを各conversion valueにマッピングできます。Adjustは、全てのコンディションが満たされた場合にのみユーザーのconversion valueを更新します。つまり、アプリ内のユーザージャーニーを詳細に把握できるようになります。
複数のコンディションをconversion valueに追加する方法
- 新規のマッピングを追加します。
- 追加アイコン(
)を選択して、新しいコンディションを追加します。
- 新しいコンディションのマッピングタイプを選択し、必須入力フィールドに全て入力します。
- この作業を繰り返し、conversion valueにさらに条件を追加します。横にある削除アイコン(
)をクリックすると条件を削除できます。
タイムインターバル
Conversion Hubにより、コンディションが満たされたタイムインターバルを記録することが可能になります。マッピングされた各conversion valueにタイムインターバルを割り当てて、ユーザーがどのようにアプリを使用しているかを具体的に計測できます。
Conversion valueにタイムインターバルを割り当てる方法
- Conversion valueの横にあるタイムインターバルのアイコン(
)を選択します。
- インターバルの開始 と インターバルの終了 の値を入力し、計測したい期間を定義します。
- 適用(Apply) を選択してタイムインターバルを保存します。
指定されたタイムインターバル内に全てのコンディションが満たされた場合にのみユーザーのconversion valueが更新されます。
粗いconversion valueを追加
- 粗いconversion value をマッピングします。
粗い値をマッピングする際のヒント
粗い値を使用して、ユーザーを3つのグループに分類することをおすすめします。
価値が高いユーザー: 価値の高いユーザーが多数存在する場合は、キャンペーンを継続し、さらにはスケールアップする必要があることを示しています。
価値が中レベルのユーザー: 適度な数のユーザー数であれば、現在のレベルでキャンペーンを継続することをおすすめします。
価値が低いユーザー: 価値の低いユーザーが多い場合は、キャンペーンを一時停止して予算の浪費を防ぐ必要があります。
このアプローチを採用するには、ユーザージャーニーの0日目から2日目までのどのイベントが最も重要かを特定することが必要です。選択するイベントは、アプリのカテゴリーと収益化モデルの両方によって大きく異なります。
3つのポストバック全てにおいて、低レベルの粗い値をセッションにマッピングすることをお勧めします。これで継続率を計測することができます。
最も正確な結果を得るために、conversion valueに設定するイベントは、細かいconversion value設定にも使用する必要があります。
- 次へ(Next) を選択して、アプリのマッピングを続行します。 下書きを保存(Save draft) を選択すると、マッピングの下書きを保存し、後で再編集できます。右上にある 閉じる(Close) を選択すると、変更を保存せずにエディターが閉じます。
2回目のポストバックを設定
2つ目のポストバックは、3〜7日目の計測期間の情報を共有します。もし、この時点で、ユーザーがトライアルからコンバージョンしたか、あるいは購入完了などの特定のマイルストーンに到達したかを確認するには、これらのイベントには「チュートリアルの完了」などよりも高い価値を与える必要があります。
ユーザーのLTVの予測分析のためにアプリ内イベントの初期行動を利用する場合は、この期間を使用して、分析が正しかったかどうかを確認します。
- (推奨ですがオプション) 粗いconversion value をマッピングします。
- 次へ(Next) を選択して、アプリのマッピングを続行します。 下書きを保存(Save draft) を選択すると、マッピングの下書きを保存し、後で再編集できます。右上にある 閉じる(Close) を選択すると、変更を保存せずにエディターが閉じます。
3回目のポストバックを設定
3つ目のポストバックは、8〜35日の計測期間の情報を共有します。これにはユーザーの明確なプロファイルが必要です(例:ユーザーがアプリをアンインストールしているか、休眠中であるか、あるいは常にアクティブで特定のイベントを実行しているか)。
そのため、アプリジャーニーのこの段階では、行動に基づいてマッピングロジックを構築する必要があります。例えば、この期間の粗い値は、8日目以降に発生する重要なイベントにマッピングする必要があります。これには、獲得した特定の収益額や継続したユーザー数などが含まれます。
また、3つ目のポストバックのデータを引き続き使用して、インストール後数日間に作成されたデータを検証および予測することもできます。粗いマッピングを行うためのヒントをご確認ください。
- (推奨ですがオプション) 粗いconversion value をマッピングします。
- 次へ(Next) を選択して、アプリのマッピングを続行します。 下書きを保存(Save draft) を選択すると、マッピングの下書きを保存し、後で再編集できます。右上にある 閉じる(Close) を選択すると、変更を保存せずにエディターが閉じます。
マッピングを確認して保存
全てのポストバックと計測期間の設定が完了したら、設定を確認してマッピングを保存することができます。
- 保存して適用する(Save and Apply) を選択すると、アプリにマッピングが適用されます。 下書きを保存(Save draft) を選択すると、アプリのマッピングの下書きを保存し、後で再編集できます。右上にある 閉じる(Close) を選択すると、変更を保存せずにエディターが閉じます。
マッピングを更新
スマート設定マッピングは、保存後にいつでも変更できます。これを行うには、以下の手順に従ってください。
- AppView で 全てのアプリ(All apps) を選択します。
- リストからアプリを選択するか、検索バーを使用してアプリを探します。
- SKAN Conversion Hub を選択します。 現在のマッピングが表示されます。
- 編集アイコン(
)を選択して、現在のマッピングを編集します。
- ポストバックについては、以下のいずれかを更新してください。
- 計測期間
- 設定モード(Setup mode)
- マッピングされた値: 細かいconversion value および/または 粗いconversion value
- 保存して適用する(Save and Apply) を選択すると、アプリにマッピングが適用されます。 下書きを保存(Save draft) を選択すると、アプリのマッピングの下書きを保存し、後で再編集できます。右上にある 閉じる(Close) を選択すると、変更を保存せずにエディターが閉じます。
マッピングを削除
マッピングが不要になったら、削除することができます。これを行うには、以下の手順に従ってください。
- AppView で 全てのアプリ(All apps) を選択します。
- リストからアプリを選択するか、検索バーを使用してアプリを探します。
- SKAN Conversion Hub を選択します。 現在のマッピングが表示されます。
- 削除アイコン(
)を選択します。
- 確認モードが表示されます。 マッピングを削除(Delete mapping) を選択してマッピングの削除を確定するか、 キャンセル(Cancel) を選択してマッピングを保持します。
データ分析
DatascapeのSKANダッシュボードを使用して、SKANデータを分析することができます。また、データエクスポートを設定して、 クラウドストレージアップロードまたは サーバーコールバックでローデータを分析することも可能です。これにより、独自の分析を行い、iOSキャンペーンをさらに最適化することができます。