Datascapeでの広告費用
Datascapeは、全てのキャンペーンの広告費用に関する集計データをレポートします。Datascapeの機能は以下の通りです。
- 複数のパートナーから広告費用のデータを取得。
- 必要に応じて広告費用レポートを作成し、カスタマイズが可能。
- レポートのテンプレートを準備しておくことで、よく使う広告費用ソースに関するデータをいつでも便利に閲覧。
開始方法
Datascapeで広告費用の計測を開始するには、以下の手順に従ってください。
- DataWorks > パートナー接続(Connection) でパートナーに接続します。
- 異なるダッシュボードで利用できるウィジェットを設定します。例:オーバービューダッシュボードにオーバービューKPIウィジェットを設定することができます。
- Datascapeでレポートを設定することも可能です。デフォルトのテンプレートを使用してレポートを設定するか、 広告費用の指標とディメンションを選択してレポートを作成し、詳細を確認してください。
Datascapeでのレポート
Datascapeのレポートでは、データを粒度の高いレベルまでフィルタリングできます。広告費用レポートではほぼすべてのフィルターが機能しますが、一部のフィルターは他のフィルターよりも大きな影響を与えます。その中でも重要なフィルターについて、以下に説明します。
(Digital Turbineのみ)データ設定
ダッシュボードやレポートで表示したいDigital Turbineの広告費用データのソースを選択できます。
広告主レポートAPI - Digital Turbineのレガシー版レポートAPIです。これはグロースレポートAPIに置き換わります。
グロースレポートAPI - このAPIは、Digital Turbine Growthプラットフォームからのデータを提供します。
- 新しいAPIを使用するには、Digital Turbine Growthキャンペーンを設定して有効化してから、DataWorksで Digital Turbine Growth パートナーの新しい接続を追加してください。Adjustは、Datascapeに全てのDigital Turbineフォーマットで実施中のキャンペーンの広告費用データを表示します。
レポートに表示されるDigital Turbineの広告費用データのタイプを選択するには、以下の手順に従ってください。
- DataWorks > パートナー接続(Connections)で、Digital Turbineアカウントを Digital Turbine Growth パートナーに接続します。
- Datascapeで、 データ設定(Data configuration) > Digital Turbine 広告費用バージョン を選択し、 適用(Apply) を選択します。
- Digital Turbine 広告費用バージョン フィルターにて、 グロースレポートAPI(Growth Reporting API) を選択します。
パートナー接続でDigital Turbine Growthアカウントを追加するまで、DataWorksでDigital Turbineパートナーに接続し、Datascapeの 広告主レポートAPI フィルターを介して広告費用データを表示することができます。
(ironSourceのみ)データ設定
ダッシュボードまたはレポートに表示したいironSourceの広告費用データのタイプを選択できます。
ironSource - 特定のキャンペーンまたは期間内の広告費用の合計額。このバージョンの広告費用にはAdjustがレポートしたデータのみが含まれます。AdjustはironSource Reporting API v2経由でこのデータを取得します。
IronSource Billable - 特定のキャンペーンまたは期間内で広告主に請求するために使用される広告費用の合計額。このバージョンの広告費用には、AdjustがレポートしたデータとSKANのデータが含まれています。AdjustはironSource Cost API経由でこのデータを取得します。
レポートに表示されるironSourceの広告費用データのタイプを選択するには、次の手順に従ってください。
- DataWorks > パートナー接続(Connections)で、ironSourceアカウントを連携します。
- Datascapeで、 データ設定 > IronSource ad spend version を選択し、 適用(Apply) を選択します。
- ironSource ad spend version filter で、以下のいずれかを選択します。
- IronSource
- ironSource Billable
ディメンション
Datascapeは、明示的なネットワークIDを使用して広告費用データを保存します。これらのディメンションはCampaign ID
、 Adgroup ID
、 Source ID
、およびAd ID
です。
partner
ディメンションを使用することを推奨します。これは、一部のパートナーがキャンペーンデータでネットワーク名を送信しないためです。ネットワークディメンションを使用する場合、レポートでは unknown
と表示されます。
ネットワーク固有のディメンションは、各ネットワークがレポートするデータの粒度を反映します。(Network)
サフィックスが付いたディメンションは、ネットワークから直接データをレポートします。
パートナーがサポートしているディメンション
パートナーは自社の特定のデータポイントをレポートします。以下の表では、どのパートナーがどのディメンションをサポートしているかをまとめています。
network
レベルで分類できません。つまり、複数のネットワークを持つパートナーのネットワークレベルのデータを閲覧することはできません。このような場合、Adjustはネットワークディメンションにデフォルト値の {Partner_name}(Ad Spend)
を設定します。 例:Google 広告のネットワークディメンションは、Google 広告(広告費用)と表示されます。Google 広告のACIとACEにわたるネットワークの内訳を表示することはできません。
指標
(Network)
および(Attribution)
として識別される指標は、それぞれの広告費用ソースからのデータをレポートします。その他の特定の指標は、選択した広告費用ソースに応じてデータをレポートします。これらは以下のとおりです。
KPI | 説明 |
---|---|
広告費用 | 広告費用の合計 |
eCPI(全て) | 有効インストール単価 |
eCPI(有料広告) | 有効インストール単価 |
eCPC | 有効クリック単価 |
eCPM | 広告1000回表示あたりの有効費用 |
ROAS (All), (iAP), (Ad) | 広告費用回収率 |
ROI | 投資利益率 |
RCR | 収益とコストの比率 |
Installs (Paid)
、 Clicks (Paid)
、およびImpressions (Paid)
の指標は、選択された広告費用ソースの影響を受けません。