アシスト
アシスト(Assists)は、アトリビューションの背後にあるユーザーストーリー全体をつなぎ合わせるのに重要です。アシストにより、アトリビュートされたインストールを「アシストした」広告エンゲージメントを可視化することができます。つまり、マーケティングチャネルがファネル全体に与える影響を理解できるのです。コンバージョンをアシストしたタッチポイントを特定し、データに基づいた意思決定でマーケティング戦略を最適化しましょう。
Adjustのアシストダッシュボードにてアシストレポートを作成を作成する方法をご覧ください。
計測の仕組み
一般的なアトリビューションフローと同様に、Adjustはインストールソースを特定するために、多くの異なるデータポイントを検討の対象とする場合があります。アトリビューション期間内に発生したエンゲージメントである限り、検討の対象となります。
インストールによっては、競合するエンゲージメントが多数存在するため、アトリビュートされたインストールのみのレポートを見てもデータの全体像を把握することはできません。Adjustがインストールデータを「アシスト(assisted)」と「非アシスト(non-assisted)」に分類するのはこのためです。
アシストデータからは、インストールにアトリビュートされたエンゲージメントだけでなく、ユーザージャーニー全体を構成するエンゲージメントに関する情報が得られます。これにより、何がユーザー行動に影響を与えるかという全体像を把握することができます。
アシストインストール
アシストインストールは、アトリビューションを巡って競合する複数の異なる広告エンゲージメントがアプリのインストールにあったことを意味します。アシストエンゲージメントにはクリックまたはインプレッションを指定できますが、そのリンクに指定されたアトリビューション期間内に発生する必要があります。
非アシストインストール
非アシストインストールは、アトリビュートされたエンゲージメントの前にアトリビューション期間内にタッチポイントがなかったことを意味します。オーガニックユーザーはリンクにエンゲージメントしていないため、インストールをアシストしているとは見なされません。
アシストおよびAPI連携ネットワーク
API連携ネットワーク(SANs)に対し、Adjustはリンクを使用せず、APIコールにてネットワークに情報を送信します。Adjustは、SDKが送信するアプリセッションごとにデータを送信しています。ネットワークがアクティビティを認識すると、ネットワーク側は、最新の広告エンゲージメントの詳細を共有して、アトリビューション(セルフアトリビューション)のクレイムレスポンスを返します。その後、Adjustは全てのネットワーク(SAN以外も含む)から取得したエンゲージメントデータを使用して、インストールを導いた最新のエンゲージメントソースにアトリビュートします。
SANによるアトリビューションフローは他のチャネルとは異なる仕組みになっているため、Adjustが表示できるアシストデータの可視性のレベルは、その領域によって異なります。
他のチャネルによるSANへのアシストを完全に可視化
アシストダッシュボードでは、SANが他のネットワークからどの程度アシストされているかを確認することができます。これにより、コンバージョンに至ったエンゲージメントがSANプラットフォームで発生する上で、他のネットワークがどのようなパフォーマンスを発揮しているかを把握することが可能です。
SANセルフアシストが可視化されない
Adjustは、SANがどの程度セルフアシストしているかをレポートすることはできません。AdjustはSANからアトリビューションのクレイムレスポンスを受けるだけであり、SANのプラットフォームで発生したそれ以前のエンゲージメントについての情報は受信しません。よって、アトリビューションをアシストした可能性のある他のエンゲージメントについて、Adjustがレポートすることはできません。
SANのアシストチャネルを部分的に可視化
AdjustはSANsからのアトリビューションのクレイムレスポンスを常に返すわけではありません。他のネットワークがより強力なエンゲージメントをレポートした場合、そのネットワークに対してアトリビューションを割り当てます。API連携ネットワークのアトリビューションのクレイムレスポンスが拒否された場合、Adjustはそれらをアシストデータとしてレポートします。