App Tracking Transparencyの設定

注意:
App Tracking Transparency frameworkはv4.26.0以降のAdjust SDKが搭載されたiOSデバイス上のみで利用可能です。

広告識別子(IDFA)を記録したい場合は、ユーザーの許諾を得るためのプロンプトを表示する必要があります。これを行うには、アプリにAppleのApp Tracking Transparency(ATT)frameworkを組み込む必要があります。Adjust SDKはユーザーの許諾状況を保存し、リクエストごとにAdjustのバックエンドに送信します。

承認ステータス

アプリトラッキング承認ラッパー

Adjust SDKには、AppleのrequestTrackingAuthorizationWithCompletionHandlerメソッドのラッパーが含まれています。 ATTプロンプトをカスタマイズしない場合は、このラッパーを使用することができます。

コールバックメソッドは、ユーザーが同意ダイアログに応答した時にトリガーされ、ユーザーの同意ステータスコードをAdjustバックエンドに送信します。コールバック関数内で各ステータスコードに対するレスポンスを定義することができます。

トラッキング リクエスト ダイアログのテキスト内容を特性する必要があります。これをプロジェクトに追加する方法は2つあります。

  1. Adjustプレハブの User Tracking Description​ フィールドにテキストを追加します。
  2. Info.plistファイルのNSUserTrackingUsageDescriptionキーにテキストを追加します。
ヒント:
Adjust SDKは、カスタムプロンプトを使用した場合、同意ステータスも記録します。初期化前にプロンプトを表示した場合、SDKはインストールイベントと共にステータスを送信します。プロンプトを初期化後に表示した場合は、SDKはユーザーが更新した後に、即時にバックエンドにステータスを送信します。
C#
Adjust.requestTrackingAuthorizationWithCompletionHandler((status) =>
{
    switch (status)
    {
        case 0:
            // ATTrackingManagerAuthorizationStatusNotDetermined case
            break;
        case 1:
            // ATTrackingManagerAuthorizationStatusRestricted case
            break;
        case 2:
            // ATTrackingManagerAuthorizationStatusDenied case
            break;
        case 3:
            // ATTrackingManagerAuthorizationStatusAuthorized case
            break;
    }
});

現在の承認ステータスを取得する

ユーザーの現在の認証ステータスはいつでも取得することができます。getAppTrackingAuthorizationStatusメソッドを呼び出し、 整数​ で認証ステータスコードを返してください。

C#
Adjust.getAppTrackingAuthorizationStatus();

承認ステータスの変更を確認する

カスタムATTプロンプトを使用する場合、ユーザーの認証ステータスに変更があった場合、Adjust SDKに通知する必要があります。checkForNewAttStatusメソッドを呼び出し、Adjustバックエンドに認証ステータスを送信してください。

C#
Adjust.checkForNewAttStatus();