Google マーケティング プラットフォームの設定

AdjustとGoogle マーケティング プラットフォームを連携することで、Display & Video 360およびCampaign Manager 360でのマーケティング活動の効果を計測できます。

Google マーケティング プラットフォームAPIは、以下のソースからのデータを共有します。

  • Display & Video 360:エンドツーエンドキャンペーン管理のためのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)
  • Campaign Manager 360:クロスチャネル広告管理と計測のための広告サーバー
注意:
Google マーケティング プラットフォームAPIは、検索広告 360のキャンペーンデータをAdjustと共有しません。

計測の仕組み

AdjustはどのようにGoogle マーケティング プラットフォームのインストールを計測しますか?

  1. Google マーケティング プラットフォームはAdjustのリンクURLを使用しないため、AdjustはアプリセッションごとにSDKにURLを送信します。
  2. Google マーケティング プラットフォームはアクティビティを認識すると、AdjustにデバイスIDとタイムスタンプを送信します。
  3. Adjustは自社のアトリビューションメソッドに従い、全てのネットワークからのエンゲージメントデータを使用して、最後のソースにインストールをアトリビュートしています。

事前準備

はじめに、以下の設定手順をご覧ください。

CTV連携の利用

  • この連携は、CTVアプリのコネクテッドTVアトリビューションに使用できます。Google Marketing Platform経由で実施されるキャンペーン(YouTubeなど)、またはGoogle以外のプラットフォームで動作するCTVアプリ向けに実施するキャンペーン(Android、Roku、Fire、Samsung、LG、Vizio、Appleデバイスプラットフォームで配信する広告など)を計測します。
  • 現在この連携は、CTVからモバイルのアトリビューション計測をサポートしていません。よって、YouTubeやGoogle TVなど、Google独自のインベントリを計測することはできませんのでご留意ください。

要件

初期設定

アプリでGoogle マーケティング プラットフォームを設定するには、以下の手順に従ってください。

  1. Campaign Lab​ にて、 アドパートナー​ を選択します。
  2. + 新規パートナー(+ New partner)​ を選択します。
  3. パートナーの選択(Partner selection)​ 画面で、 Google マーケティング プラットフォーム(Google Marketing Platform)​ を選択して、 次(Next)​ を選択します。
  4. アプリの選択(App selection)​ 画面で、アプリを選択して、 次(Next)​ を選択します。

その後、データ共有オプションを設定し、設定を確認して、アプリでGoogle マーケティング プラットフォームを有効にします。

データ共有

Google マーケティング プラットフォームとデータを共有して、キャンペーンを最適化できます。 データ共有(Data sharing)​ 画面で、以下の手順に従ってください。

Google マーケティング プラットフォームのデータ共有を有効化

リンクID(Link ID)​ フィールドで、リンクIDを入力します。

データ共有オプションの設定

データ共有を有効にすると、デフォルトでは、全てのアトリビューションソースのインストールおよびセッションデータが送信されます。これには、Google マーケティング プラットフォームにアトリビュートされたデータ、他のネットワークにアトリビュートされたデータ、オーガニックデータが含まれます。さらに、以下のデータもGoogle マーケティング プラットフォームと共有できます。

  1. 詳細な収益データをGoogle マーケティング プラットフォームに送信する場合は、 アプリ内収益(アプリ内購入)(In-app revenue (from in-app purchases))​ を選択します。このデータを共有するには、収益を発生させるイベントをマッピングする必要があります。
  2. Google マーケティング プラットフォームと共有する全アクティビティについて、Adjust SDKで設定した全てのパートナーパラメーターを共有する場合は、 パラメーター(Parameters)​ を選択します。このデータを共有するには、通常パラメーターをマッピングする必要があります。

イベントをマッピング

イベントをマッピングして、アプリ内イベントデータをGoogle マーケティング プラットフォームに直接転送できます。

アプリ内収益(アプリ内購入)(In-app revenue (from in-app purchases))​ を選択して、詳細な収益データをGoogle マーケティング プラットフォームに送信する場合は、少なくとも1つの収益イベントをGoogle マーケティング プラットフォームにマッピングする必要があります。

アプリ内イベントまたは収益イベントをGoogle マーケティング プラットフォームに転送するには、以下の手順に従ってください。

  1. イベントのマッピング(Map event)​ を選択します。
  2. Adjustイベント(Adjust event)​ リストで、Google マーケティング プラットフォームと共有するAdjustイベントを選択します。
  3. パートナーイベント(Partner event)​ リストで、適切なGoogle マーケティング プラットフォーム イベントを選択します。
  4. APPLY​ を選択します。

マッピングできるGoogle マーケティング プラットフォーム イベント

パラメーターをマッピング

SDKで収集するローデータのパラメーターが、Google マーケティング プラットフォームでサポートされる値と異なる場合、マッピングを定義すると、Google マーケティング プラットフォームがそのデータを受信できるようになります。

このセクションは、 データ共有オプションの設定(Set your data sharing option)​ でパラメーター(Parameters)を選択している場合にのみ表示されます。

パラメーターをマッピングするには、以下の手順に従ってください。

  1. パラメーターのマッピング(Map parameters)​ を選択します。
  2. SDKパラメーター(SDK parameter)​ フィールドで、Adjustパートナーパラメーターの名前をAdjust SDKでの表記通りに入力します。
  3. パラメーターパラメーター(Partner parameter)​ フィールドで、対応するGoogle マーケティング プラットフォーム パラメーター名を入力します。
  4. APPLY​ を選択します。

設定後、連携されている全てのカスタムイベントについて、イベントの詳細がAdjustからGoogle マーケティング プラットフォームに直接転送されます。

サポート対象のGoogle マーケティング プラットフォームパラメーター

カスタムFloodlight変数を使用

設定のレビュー

  1. 設定のレビュー(Setup review)​ 画面で、選択内容を確認し、必要に応じて設定を変更します。
  2. ネットワークの有効化(Enable network)​ を選択します。これにより、アプリでGoogle マーケティング プラットフォームが有効になり、データ共有を設定した場合はその設定も有効になります。
注意:
Google マーケティング プラットフォームのリンクを作成する必要はありません。Google マーケティング プラットフォームでキャンペーンを設定し、開始すると、リンクが自動的に作成されます。その後、Adjustでキャンペーンへのユーザーのアトリビューションが開始されます。

次のステップ

  1. Google マーケティング プラットフォームに移動してキャンペーンを設定します。

    • その後、対応するリンクが自動的に作成され、ネットワーク情報のページに表示されます。
  2. (オプション)インプレッションベースのアトリビューションをONにします。

    • Adjustは、インストールを自動的にGoogle マーケティング プラットフォームのインプレッションにアトリビュートしません。ネットワーク連携によってリンクが作成されると、ネットワーク詳細ページにアトリビューション設定が表示されます。そこで、Google マーケティング プラットフォームのインプレッションベースのアトリビューションをONにしてください。
  3. (オプション)Google マーケティング プラットフォームのネットワーク詳細ページのアトリビューション設定をカスタマイズします。