WidenAdの設定

WidenAdはAdjustと連携されたアドネットワークです。Adjustとの連携により、WidenAdは自動コールバックでアトリビューションとアプリ内イベントデータを受信できます。

ここでは、WidenAdとのアプリ計測を設定する方法を説明します。 連携の有効化、キャンペーンリンクの作成、AdjustがWidenAdと共有できるデータを設定する方法をご確認ください。

事前準備

要件

iOS | Android | Windows | Unity | React Native | Flutter | Adobe Air | Cordova | Marmalade | Xamarin | Cocos2d-x | Titanium | Corona

Campaign LabでWidenAdとアプリを選択

  1. Campaign Lab​ にて、 パートナー(Partner)​ を選択します。
  2. 新規パートナー(New partner) > WidenAd​ を選択します。 次へ(Next)​ を選択して、次の画面に移動します。
  3. アプリの選択(App selection)​ 画面で、リンクを作成したいアプリを選択し、 WidenAdのデータ共有をするため連携を有効化します。
  4. 次(NEXT)​ を選択します。

データ共有を有効化

データ共有を有効化すると、WidenAdとの連携が有効化されます。データ共有を有効化する方法:

  1. 有効化(Enabled)トグルをONにします。

WidenAdとのデータ共有を有効化すると、デフォルトでWidenAdに以下のデータが自動的に送信されます:

  • インストール
  • セッション
  • リアトリビューション
  • イベント
  • 拒否されたインストール

データ共有オプションの設定

マルチプラットフォームアプリで複数のプラットフォームを対象にデータ共有を有効にしている場合は、以下のことが可能です:

  1. プラットフォーム固有の設定を使用(Use platform-specific settings)​ を選択すると、プラットフォームレベルでデータ共有オプションを個別に設定できます。
  2. グローバル設定を使用(Use global settings)​ を選択して、複数のプラットフォームに同じデータ共有設定を行います。

デフォルトで共有するデータ(What will be shared by default?)​ にて、Adjustがデフォルトで WidenAdと共有するアクティビティを確認してください。

  • インストール
  • セッション
  • リアトリビューション
  • イベント
  • 拒否されたインストール

追加データの送信

コールバックによりWidenAdと共有するデータ量とタイプを選択します。 WidenAdはこの情報を使用して、パフォーマンスを最適化することができます。

  1. 共有するデータソース(What sources of data do you want to share?)​ にて、WidenAdと共有するデータのアトリビューションソースを選択します:
  • 全てのアトリビューションソースのデータ
  • WidenAdにアトリビュートされたデータのみ

アプリ内収益(アプリ内購入由来)

アプリ内収益を共有すると、 WidenAdは収益イベントデータと収益額を受信することができます。このデータを共有するには、収益が発生するイベントをマッピングしてください。

広告収益(広告ビュー由来)

広告収益を共有すると、 WidenAdはユーザーの広告収益データを受信できます。 これによりWidenAdは広告収益データを使用して、ターゲティングとキャンペーンを最適化できます。

グロースソリューション:

この機能は、AdjustのRevWorksにご契約のお客様にご利用いただけます。ご希望の際は、営業担当者にお問い合わせください。

広告収益をWidenAdに共有するには1つ以上の 広告収益ソース​ を選択してください。

  • このフィールドを空にした場合は、連携された全てのメディエーションソースの広告収益データを送信します。

セッション

セッションは大量に発生するため、Adjustはセッションコールバックを自動送信していません。 セッションを共有することで、 WidenAdはアプリのセッションアクティビティを受信するようになります。

パラメーターのマッピング

通常、カスタムデータをWidenAdと共有するには、パラメーターをマッピングする必要があります。

イベントのマッピング

共有するイベントを、WidenAdが受信できる値にマッピングします。マッピングされていないイベントのデータは、WidenAdと共有されません。

各イベントをマッピング

マルチプラットフォームアプリの場合、プラットフォームごとに異なるイベントをWidenAdと共有することができます。これにより、次のことが可能になります。

  • 各イベントを設定し、それぞれのプラットフォームのキャンペーン戦略を管理できます。
  • プラットフォームごとにデータ共有をカスタマイズします。

イベントのマッピング(Map events)​ にて、以下の手順に従って、WidenAdに直接送信するアプリ内イベントを選択します。

  1. イベントのマッピング(Map event)​ を選択します。

  2. Adjustイベント​ リストで、 WidenAdと共有するAdjustイベントを選択します。

  3. パートナーイベント(Partner event)​ で、Adjustイベントに対応するWidenAdイベントを選択します。

    1. シングルプラットフォームアプリおよびマルチプラットフォームアプリで、単一のプラットフォームでのみデータ共有が有効になっている場合は、そのプラットフォームでのみデータ共有オプションを設定します。マルチプラットフォームアプリの場合、複数のプラットフォームでデータ共有が有効化されている場合は、以下のことが可能です。

      • プラットフォーム固有のマッピングを使用する(Use platform-specific mapping)​ を選択して、プラットフォームレベルで各イベントをマッピングするか、特定のプラットフォームのイベントをマッピングしないようにします。
      • グローバルマッピングを使用​ して、全てのプラットフォームに同じイベントをマッピングします。
    2. パートナーイベント(Partner event)​ リストで、Adjustイベントをマッピングするカスタムイベント名を選択するか、入力します。

  4. 適用(Apply)​ を選択します。

WidenAdは連携されているイベントごとにアプリ内イベントのデータを受信するようになります。

全てのイベントをマッピング

WidenAdが全てのイベントの自動マッピングをサポートしている場合、 イベントのマッピング(Map events)​ で、 全てのイベントをマッピング(Map all events)​ を選択します。これにより、個々のイベントをマッピングする時間を節約できます。

WidenAdは連携されているイベントごとにアプリ内イベントのデータを受信するようになります。

パラメーターのマッピング

パートナーパラメーター(Adjust SDKバージョン4.0以降で使用可能)によって、Adjustはアプリからカスタムデータポイントを収集し、WidenAdに送信することができます。 これにより、WidenAdは連携しているイベントごとにカスタムイベントの詳細を受信するようになります。

Adjust SDKに新しいパートナーパラメーターを追加する前に、要件に合うパートナーパラメーターが存在していないことを確認してください。

パートナーパラメーターをWidenAdに共有するには、以下の手順に従って設定してください。

  1. AdjustのSDKでパートナーパラメーターを設定します:iOSAndroid
  2. パラメーターのデータ共有​ のチェックボックスにチェックを入れます。
  3. イベントをマッピングします
注意:

Adjust SDK内でパートナーパラメーターを設定し、ダッシュボードでパラメーター共有を設定しない場合、AdjustはAdjust SDKで指定されているパラメーターを転送します。

リンクと設定の管理

以下を設定することができます:

リンクを作成しWidenAdと共有

設定のレビュー(Setup review)​ 画面にて、選択内容を確認できます。設定前に戻って、以下の変更も行えます:

  • 選択したアプリ
  • データ共有オプション
  • リンク構造パラメーター
  • ユーザーの遷移先
  • アトリビューション設定

リンクの作成(Create link)​ を選択し、クリックURL、インプレッションURL、QRコード、リンクトークンを作成します。リンクを作成することで、データの共有やWidenAdとの連携も可能になります。

リンクを作成したら、WidenAdと共有してキャンペーンに利用できます。

WidenAdに転送されるパラメーター一覧

Adjustは、WidenAdに以下のパラメーター(データポイント)をコールバック送信するよう要求されています。

プレースホルダー情報
{adid}Adjust デバイスID (全てのプラットフォーム)
{city}市(端末位置情報)
{click_attribution_window}デバイスマッチングのアトリビューションウィンドウ設定(時間)
{country_subdivision}国のデバイスを細分割(例、州)
{country}デバイスの2文字の言語コード
{currency}Adjust SDKから送信されたオリジナルのISO 4217通貨コード
{device_name}デバイスのモデル番号
{device_type}デバイスタイプ
{environment}現在のAdjust SDKの環境設定
{event_name}管理画面で設定されたイベント名
{gps_adid}Google Playストアの広告ID
{idfa}広告ID(iOSのみ)
{idfv}iOSの大文字ベンダーID
{impression_attribution_window}インプレッションによるデバイスマッチングのための、アトリビューションウィンドウ設定 (時間)
{ip_address}デバイス IPアドレス
{is_reattributed}1:過去のソースで1回以上リアトリビューションされたユーザー、 0:過去に一度もリアトリビューションされたことがないユーザー
{isp}端末のインターネットサービスプロバイダー
{language}デバイスの2文字の言語コード
{match_type}アトリビューションの方法
{mcc}モバイルカントリーコード(MCC):デバイスの運用地域を示す3桁のコード。モバイルネットワークコード(MNC)とともに利用してデバイスのキャリアを特定します。
{mnc}モバイルネットワークコード(MNC):2桁のコード。モバイルカントリーコード(MCC)とともに利用してデバイスのキャリアを特定します。
{nonce}ランダムな小文字の英数字文字列 (コールバック毎に一意)
{os_name}デバイスのOS
{os_version}OSのバージョン番号
{revenue_float}Adjust SDKから送信された収益(全ての通貨単位)
{sdk_version}Adjust SDKバージョン(アプリ毎)
{timezone}端末のタイムゾーン
{tracking_limited}計測が制限されている場合は1、それ以外は0
{user_agent}受信したユーザーエージェントのローデータ
{win_adid}Windowsの広告ID
{activity_kind}ユーザーアクティビティの種類
{app_id}アプリID(Store App ID)あるいはGoogle Playストア
{app_name}アプリ名
{app_version}アプリバージョン番号 (Android)、バンドルのビルドバージョン番号 (iOS)
{click_referer}クリックからのReferreヘッダ
{click_time}アトリビュートされたクリックのタイムスタンプ
{connection_type}インターネットの接続タイプ
{conversion_duration}クリックからインストールまたはリアトリビューションまでの時間(秒単位)
{created_at}アクティビティのタイムスタンプ
{device_manufacturer}デバイス製造業者名
{engagement_time}エンゲージメントのタイムスタンプ
{impression_based}インプレッションベースのエンゲージメントの場合は1、そうでない場合は0
{impression_time}アトリビュートされたインプレッションのタイムスタンプ
{installed_at}インストール(初回起動時)のタイムスタンプ
{is_organic}オーガニックトラフィックの場合は1、非オーガニックトラフィックの場合は0
{network_type}ネットワークタイプ
{reattributed_at}リアトリビューションのタイムスタンプ
{reinstalled_at}再インストールのタイムスタンプ
{rejection_reason}アトリビューションが拒否された理由
{store}クリックのターゲットストア
{tracker_name}現在のトラッカー名
{uninstalled_at}アンインストールのタイムスタンプ(前回のセッション時間に基づく推定)
{oaid}OAIDデバイスID
{is_s2s}サーバー間エンゲージメントの場合は1、そうでない場合は0
{is_s2s_engagement_based}サーバー間エンゲージメントにアトリビュートされる場合は1、そうでない場合は0
{proxy_ip_address}ユーザーのプロキシのIPアドレス