アトリビューション アトリビューションとは、2つのデータポイントを紐づける技術です。Adjustでは、アプリユーザーをインストールをもたらしたソースに一致させます。このアトリビューションデータを利用することで、キャンペーンのパフォーマンス計測、効果的なリターゲティングキャンペーンの展開、クリエイティブの最適化などが可能になります。
ユーザーは、広告のクリックやタップ、または閲覧という2種類の方法で広告と関わることができます。広告の表示回数はインプレッションと呼ばれ、ユーザーの画面上に広告が表示される度にカウントされます。マーケターは、こうした広告との関わりをインストールと一致させることで、コンバージョンを促進しているキャンペーンの効果を計測し、そこからの収益を計算することができます。
アトリビューションフローは次のようになります:
ユーザーが広告に接触します。 広告を配信するアドネットワークがエンゲージメントデータを取得し、ユーザーに一意のIDを付与します。 ユーザーがアプリストアからアプリをダウンロードします。 ユーザーがアプリを起動します。 Adjust SDKが初期化され、ネットワークからの広告エンゲージメントデータをリクエストします。 ネットワークからのエンゲージメントデータとインストールデータを使用して、Adjustがアトリビューションロジックでインストールソースを特定します。 一部のケースでは、ユーザーがアプリをインストールしてソースにアトリビュートされても、一定期間後に非アクティブになる場合があります。その後、新しい広告と関わってからアプリに戻ってくると、そのユーザーはリアトリビューションの対象となります。
全て展開する
アシストとは、アトリビューション期間内に発生したものの、アトリビュートされなかった広告エンゲージメントを指します。アシストについて詳細に把握することで、コンバージョンを促進していないチャネルでも、インストールをサポートしているチャネルを特定できます。
Adjustのアシストダッシュボード にてアシストレポートを作成を作成する方法をご覧ください。
インストールは、ユーザーがアプリをダウンロードして初回起動した後に行われます。ユーザーがアプリをダウンロードした後に一度も起動しなかった場合、Adjustはインストールをカウントしないことに注意してください。
アトリビューション法(Attribution methods) アトリビューションメソッドとは、アトリビューションを行うために使用するロジックを指します。Adjustでは、ユーザーエンゲージメントのタイプや特性に応じて、複数のアトリビューションメソッド を採用しています。
アトリビューションソースとは、Adjustがユーザーをアプリのインストールやリエンゲージメントのコンバージョンに紐づけたエンゲージメントのことです。アトリビューションソースは「獲得ソース」とも言い換えられます。
通常、アトリビューションソースには、マーケティングキャンペーンから発生するエンゲージメントと、そうでないエンゲージメントの2種類があります。キャンペーンによって発生したエンゲージメントは 有料広告ユーザー 、それ以外の場合は オーガニックユーザー と呼ばれます(技術的にアトリビューションされない場合でも、オーガニックエンゲージメントはアトリビューションソースと見なされます)。
アトリビューション期間(Attribution window) アトリビューション期間 は、クリックまたはインプレッションがアトリビューションの対象となる期間を決定します。アプリレベルとリンクレベルでカスタマイズが可能です。
セルフアトリビューション(Self-attribution) Meta、TikTok、Google 広告、X(旧Twitter)などのAPI連携ネットワーク は、リンクURLを使用せずにキャンペーンを計測します。これらのネットワークは、Adjustから全てのインストールを受け取り、自社のエンゲージメントデータを使用してアトリビュートします。例えば、ユーザーがアプリをダウンロードする前にInstagramの広告を閲覧した場合、Instagramはそのインストールを広告にアトリビュートします。
Adjustでインストールをアトリビュートする前に、Adjustが計測していた全てのセルフアトリビューションとエンゲージメントが対象となります。
リアトリビューション (Reattribution) リアトリビューション とは、非アクティブユーザーがリターゲティングキャンペーンにエンゲージし、アプリに戻り、Adjustで新たなアトリビューションソースが割り当てられることを指します。
新規ユーザーとは、初めてデバイスにアプリをダウンロードし、インストールする人のことを指します。
既存ユーザーとは、既にデバイスにアプリをインストールしている人のことを指します。
インストールは、ペイドメディアまたはオウンドメディアキャンペーンとの認識されたエンゲージメントなしにダウンロードが発生した場合、オーガニックと見なされます。