Amazon Fireの設定
AdjustのAmazon API連携パートナー連携により、Amazon Fireデバイスで実施し、Androidモバイルアプリのインストールを促進するキャンペーンの効果を計測できます。
ここでは、AdjustダッシュボードでAdjustとAmazonを連携し、Adjustデータをサーバー間(S2S)で送信する方法について説明します。
AdjustとAmazon広告の連携は、最新のSAN連携です。 Amazon Fireとのレガシー版連携は現在も機能しますが、今後数ヶ月後に廃止されます。
事前準備
要件
- AmazonアプリID
- 32文字の長さで、数字と小文字のアルファベットのみで構成されます。
このモデルについて
AmazonはAPI連携ネットワークであるため、AdjustはAmazonに全てのアプリのインストールのデータを送信し、Amazonは自社独自のエンゲージメントデータを使用してアトリビューションを行います。Adjustはその後データを確認し、最後のエンゲージメントのソースを確認します。
初期設定
アプリでAmazon Fireを設定するには、Adjustで以下の手順に従ってください。
- Campaign Lab にて、 パートナー を選択します。
- + 新規パートナー(+ New partner) を選択します。
- パートナーの選択(Partner selection) 画面で、 Amazon Fire を選択し、 次(Next) を選択します。
- アプリの選択(App selection) 画面で、アプリを選択して、 次(Next) を選択します。
その後、データ共有オプションを設定し、設定を確認して、アプリでAmazon Fireを有効にします。
データ共有
Amazon Fireとデータを共有して、キャンペーンを最適化します。 データ共有(Data sharing) 画面で、以下の手順に従ってください。
Amazon Fireのデータ共有を有効化する
Amazon App ID フィールドに、そのプラットフォームのAmazonアプリIDを入力します。これでAamzonとのデータ共有が有効化されます。
- アプリIDは、Amazon開発者コンソールで確認できます。Amazonの設定手順に従ってセキュリティプロファイル管理(Security Profile Management)に移動し、Web設定(Web Settings)タブを選択して、クライアントIDからアプリIDをコピーします。
- クライアントIDの例:
amzn1.devportal.mobileapp.1234a5b67c8901d2e3456789012f3456
- アプリIDの例:
1234a5b67c8901d2e3456789012f3456
- クライアントIDの例:
データ共有を有効にすると、デフォルトでは、全てのアトリビューションソースのインストールおよびリアトリビューションデータが送信されます。これには、Amazon Fireにアトリビュートされたデータ、他のネットワークにアトリビュートされたデータ、オーガニックデータが含まれます。さらに、以下のデータもAmazon Fireと共有できます。
- セッション(Sessions)
- イベント(Events)
イベントをマッピング
Adjustが記録した各アプリ内イベントの下に、ドロップダウンメニューのあるフィールドが表示されます。ドロップダウンメニューから、Adjustが記録するイベントにマッピングする事前定義済みのAmazonイベントを選択します。カスタムイベントは送信されません。
- カートに入れる(Add to cart)
- 広告開始(Ad start)
- 広告終了(Ad finish)
- アプリエンゲージメント(App engagement)
- アプリの初回起動(App open)
- バナーへのインタラクション(Banner interaction)
- ケーブルの認証(Cable authentication)
- メールへのインタラクション(Email interaction)
- メールのロード(Email load)
- ゲームへのインタラクション(Game interaction)
- ゲームのロード(Game load)
- アプリ内リファラル(In App refferal)
- インストール(Install)
- レベル達成(Level achieved)
- マーケティングランディングページ(Marketing landing page)
- その他(Other)
- 購入されたプロダクト(Product purchased)
- 購入ボタン(Purchase button)
- サブスクリプションボタン(Subscription button)
- サブスクリプションページ(Subscription page)
- サブスクリプション再開(Subscription restart)
- サブスクリプション開始(Subscription start)
- 調査開始(Survey start)
- 調査終了(Survery finish)
- トライアル登録ページ(Trial sign up page)
- トライアル開始(Trial start)
- 動画開始(Video start)
- 動画終了(Video finish)
- ウィジェットへのインタラクション(Widget interaction)
- ウィジェットのロード(Widget load)
サーバー間 (S2S) 連携
AdjustでAmazon Fireをネットワークとして設定すると、Adjustとのサーバー間連携を設定できるようになります。つまり、S2S APIコールでは、Adjustのアプリ内セッションとイベントデータのみが送信されます。
要件
- アプリ内ソリューションの要件の詳細については、Adjustのサーバー間アトリビューションチェックリストをご覧ください。
- Adjustサーバーへのリクエストは、デバイスで発生したのと同じ連続した順番で行われる必要があります。
- リクエストには必ず
os_name
を含めてください。例:android
ios
fire-tv
roku-os
tizen
smart-cast
セッションの送信
セッションは、Adjustの全てのアトリビューションと計測の基となるものです。ユーザーがバックグラウンドからアプリの利用を再開した時、またはアプリを起動した時にトリガーされます。
Adjustにセッションを送信する際は、S2SセッションAPIを使用してください。
エンドポイントhttps://s2s.adjust.com/session
アプリ内イベントの送信
Adjustにアプリ内イベントを送信する際は、S2SイベントAPIを使用してください。
エンドポイントhttps://s2s.adjust.com/event
サポートされているデバイスID
ID | IDタイプ | 形式 |
---|---|---|
FIRE_ADID | Amazon Fire広告ID | 小文字、ハイフンあり |
Amazon Fireのレポート
Adjustでは、次のようにAmazonキャンペーンのデータがレポートされます。
- ネットワーク =
Amazon
- キャンペーン =
campaign_name
- アドグループ =
ad_name
- クリエイティブ =
creative_id
データのエクスポート
分析、BIシステム用にデバイスレベルのデータを取得するには、ローデータエクスポートを設定してください。
ローデータエクスポートで特定のAmazonデータを取得するには、以下のプレースホルダーが使用可能です。
プレースホルダー | 説明 |
---|---|
{fire_adid} | Fire OSの広告ID |
Amazonキャンペーンから共有されなかったデータ
Amazonとの法的契約により、Adjustは特定のアクティビティに関するAmazonキャンペーンのデータをローデータで提供しません。これにはコールバックとCSVアップロードの両方でエクスポートされたデータも含まれます。影響を受けるアクティビティは以下の通りです:
- クリック(Clicks)
- インプレッション(Impressions)
- API 連携パートナーのクリック(SAN clicks)
- API 連携パートナーのインプレッション(SAN impressions)
以下のサービスには影響しません:
- Adjustのクリック、インプレッション、SANクリック、SANインプレッション計測。
- クリックおよびインプレッションの集計レポート。
- レポートサービスAPIでクリックとインプレッションの集計データを取得すること。
- Amazon Fireにアトリビュートされたインストールとポストインストールのローデータおよび集計データのレポートとエクスポート。
ご不明な点がございましたら、Amazonの担当者までお問い合わせください。