イベントの追加
アプリイベントはユーザーエンゲージメントを計測します。アプリのアプリ内イベントを定義することで、ユーザー登録、カートへの追加、レベルアップなどを計測でき、収益イベントを設定してアプリ内購入やトランザクションを記録できます。
イベントを設定する目的:
- インストール後のユーザー行動を把握する
- ユーザーが最も好むアプリ機能を明らかにする
- ユーザーが非アクティブになる前に、最後に取る行動を特定する
事前準備
はじめに、以下の設定手順をご覧ください。
要件
- 管理者、編集者およびカスタム編集者のユーザー権限
このモデルについて
Adjustは以下のアクティビティをすでに計測しているため、これらに対してイベントを作成する必要はありません。
- インストール(Installs)
- クリック(Clicks)
- インプレッション(Impressions)
- セッション(Sessions)
- リアトリビューション(Reattributions)
アプリイベントはいくつでも記録できますが、ファネルを絞り込んで、実用的なデータを取得することを推奨します。例えば、正確なステージ完了やトランザクションタイプのデータを得るためにマイルストーンを記録することができます。どのイベントを作成すればいいかわからない場合は、業界別のイベントの推奨例をご覧ください。
イベントの追加
AppView で 全てのアプリ(All apps) を選択します。
アプリを選択します。
イベント(Events) タブを選択します。
イベントを追加(Add event) を選択します。
アプリ内 イベント名 を入力します。
イベントをデバイスごとに一度だけ記録するようAdjustに指示するには、 これは一意のイベントです(This is a unique event) を選択します。
- 例:登録イベント
イベントを追加(Add event) を選択します。これで一意のイベントトークンがイベントに作成されました。
イベントトークンを作成したら、 イベントを記録するのにAdjust SDKとサーバー間連携のどちらを使用するかを決定 してください。どちらの方法も効果的ですが、SDKの場合はコードに直接変更を加える必要があるため、より多く開発者の時間を必要とします。
イベントをインポート
手動でイベントを追加するほかに、個別またはまとめて他のアプリからイベントをインポートすることも可能です。これにより、複数のアプリケーション間でイベントを連携するプロセスを合理化し、より効率的な設定ができるようになります。イベントをインポートする方法:
- イベントをインポート(Import events) ()を選択します。
- イベントをインポートする方法を選択します:
- 既存のアプリからイベントをインポートする 。イベントをインポートするアプリを選択します。
- CSVファイルからインポートする 。インポートするイベントのリストを含むファイルをアップロードします。他のアプリからダウンロードしたファイルも使用できます。詳細はイベントリストのダウンロードセクションをご覧ください。
- 生成されたリストからインポートするイベントを選択します。名前が重複しているイベントには警告が表示されます。これを修正するには、イベント名を変更してください。
- イベントをインポート(Import events) を選択します。
イベント計測
イベントトークンが作成され、イベント計測の設定ができるようになりました。2つの方法でイベントを計測します。
イベントの重複排除
収益の重複排除機能は、同一の購入イベントが重複してレポートされるのを防ぎます。 これを実行することにより、データセットが保護され、正確性が高まります。 イベントの重複排除を行うには、設定メソッド別の手順に従ってください。
コールバックパラメーターでカスタムデータを受信する
コールバックパラメーターを使用すると、登録イベントの内部ユーザーIDなど、イベントに関する追加情報が受け取れます。
アトリビューション、セッション、イベントに対してコールバックパラメーターを設定できます。これらのパラメーターはアプリに固有で、コールバック文字列に表示されます。コールバックパラメーターはローデータとしてレポートされ、Datascapeには表示されません。
コールバックパラメーターはAdjust SDKに実装するか、サーバー間イベントに追加する必要があります。コールバックパラメーターを設定するには、以下のイベント連携の手順に従ってください。
イベントの管理
イベントトークンをコピーする
イベントトークンをコピーして開発者と共有するには、イベントのイベントトークンの横にある (コピー)を選択します。
イベントを非表示にする
Adjustでは、3ヶ月以上経過しかつ履歴のないイベントを自動的に非表示にします。使用していないイベントを非表示にして、アプリ内イベントのファネルを最新の状態に保ちましょう。
使用されていないイベントを非表示にするには、イベントの アクション(Actions) の(非表示)を選択します。
収益イベントの非表示化は永続的なものではなく、Adjustのシステムからイベントが削除されるものではありません。 非表示のイベントがトリガーされると、そのイベントは自動的に有効化されます。 非表示のイベントデータも、KPIサービスを使用してエクスポートすることができます。 特定の収益イベントの計測を無効にする場合は、こちらをご覧ください。
非表示にしたイベントを再表示すると、非表示にしていた期間中のデータを含む全てのイベントデータが表示されます。
イベントを再表示する
イベントを再度表示させると、非表示になっていた間に記録されたアクティビティを含む全てのデータがダッシュボードに表示されます。
イベントを再表示するには、以下の手順に従ってください。
- 非表示のイベントを表示する (Show hidden events) をONにします。
- 非表示のイベントの アクション(Action) の(非表示)を選択します。
これで、イベントの新たなデータと計測された履歴データが、ダッシュボードとレポートに表示されます。非表示になっていた間のイベントコンバージョンのデータもこれに含まれます。
イベントを無効化する
特定のイベントの計測を停止する場合は、AppView外で無効にする必要があります。 イベント計測を無効にする方法は実装によって異なりますが、次のように設定できます。
イベントリストのダウンロード
アプリのイベントリストをCSVファイルとしてダウンロードできます。このファイルを使用して、他のアプリのイベントをまとめて作成できます。CSVファイルの構造は以下のとおりです。
列名 | 説明 | 値の例 |
---|---|---|
event token | イベントトークン | fzzook |
event name | イベント名 | My event |
unique | 一意のイベントかどうか | TRUE |
アプリのイベントリストをダウンロードするには、以下の手順に従ってください。
- イベントリストをダウンロード(Download event list) ()を選択します。
業界別のイベントの推奨例
アプリイベントをどのように設定すればいいかお悩みですか?以下のようなイベントでコンバージョンファネルを設定してみましょう。ユーザーによってより多くトリガーされるイベントや、リエンゲージメントが明らかになります。
各イベントをアプリのカテゴリごとにリストアップしましたが、必要に合わせてファネルをカスタマイズ、または組み合わせてください。