サーバー間 (S2S) によるサードパーティーとのデータ共有の再有効化/無効化

Adjustでは、統計目的でのサードパーティとのデータ共有を管理できるようになりました。この機能により、ユーザーデータの扱い方により多くの選択肢が提供されます。ここでは、サーバー間連携(S2S)でサードバーティとのデータ共有を有効化、または無効化する方法を説明します。

注意:
ユーザーデータの共有をオプトアウトしたユーザーは、後からオプトインしたとしても、再度ターゲティングされることはありません。よって Audiences のリストには含まれませんのでご留意ください。
最小のSDKバージョン開発者ドキュメント
Android SDK 4.26.0以降Android - 共有を再有効化する
iOS SDK 4.25.0以降iOS - 共有を再有効化する

エンドポイント

APIエンドポイントのリクエストのアドレスは次のとおりです。

https://s2s.adjust.com/third_party_sharing

APIをリクエストするには、POSTを使用します。エンドポイントパラメーターをURLまたはフォームデータとして送信することもできます。

必要なパラメーター

パラメーター名
gps_adididfaデバイスIDの文字列。少なくとも1つのデバイスIDが必要です。このAPIは、他のAdjust S2S APIでサポートされているものと同じデバイスIDをサポートします。
s2s常に 1
app_tokenアプリトークン
sharing enable またはdisableにすることで、サードパーティーとの共有を許可または禁止します。

レスポンス

成功レスポンス

レスポンスに成功すると、次が送信されます。

{“status”:"OK"}

エラーのレスポンス

エラーが発生した場合は、 400 Bad Request​ という応答ステータスコードと、エラーについて説明するメッセージが表示されます。

例:

{"error":"Third party sharing failed (App not found)”}

URLの例

サードパーティーとの共有を許可するには、以下のようにenableパラメーターを挿入します。

https://s2s.adjust.com/third_party_sharing?s2s=1&sharing=enable&app_token=abc123abc123&gps_adid=10820328-872d-43a2-9786-0ccc748335d9

サードパーティーとの共有を禁止するには、以下のようにdisableパラメーターを挿入します。

https://s2s.adjust.com/third_party_sharing?s2s=1&sharing=disable&app_token=abc123abc123&gps_adid=10820328-872d-43a2-9786-0ccc748335d9

Googleに同意データを提供(デジタル市情法へのコンプライアンス)

EUのデジタル市場法(DMA)に準拠するため、Google 広告およびGoogle マーケティング プラットフォームは、AdjustからAPIへのアトリビューションリクエストを受信することに明示的な同意を必要とします。

ユーザーが同意の回答を変更した場合、Adjustのサードパーティ共有APIを再有効化/無効化してAdjustと共有することができます。リクエストに以下のパラメータをパスしてください:

鍵 (Key)説明
EEA1 = ユーザーはEEA内に在住であり、DMAが適用される

0 = ユーザーはEEA内にいないため、DMAは適用されない
eeaパラメーターは、ユーザーがEEA内にいるかどうか、つまりこのユーザーとコンバージョンにDMAなどの欧州の規制が適用されるかどうかをGoogleに通知します。 パラメーターのタイプはbooleanです。
ad_personalization1 = ユーザーが同意

0 = ユーザーが同意を拒否
  • Google 広告 (Google Ads)対象

ad_personalizationパラメーターは、アプリのインストール後にユーザーがGoogle 広告でパーソナライズド広告を受け取ることに同意したかどうか、つまりGoogleがユーザーをリターゲティングできるかどうかを示します。
ad_user_data1 = ユーザーが同意

0 = ユーザーが同意を拒否
ad_user_dataパラメーターは、ユーザーが計測目的で個人データを共有することに同意したかどうかをGoogleに通知します。この同意は、広告主がGoogle 広告およびGoogle Marketing Platform UIで指定した全てのコアプラットフォームサービス(CPS)に適用されます。
npa1 = ユーザーが同意を拒否

0 = ユーザーが同意
  • Google マーケティング プラットフォーム対象

npaパラメーターは、アプリのインストール後にユーザーがGoogle マーケティング プラットフォームを介したパーソナライズド広告の表示に同意したかどうか、つまりGoogleがユーザーをリターゲティングできるかどうかを示します。

Google 広告と連携している場合はad_personalizationパラメーターを、Google Marketing Platformと連携している場合はnpaパラメーターを送信する必要があることにご注意ください。