イベントの記録

Adjustイベントトークンを関連付けることで、アプリ内のユーザー行動を計測できます。イベントを計測する方法:

  1. Adjustイベントのインスタンスを新規作成し、イベントトークンを 文字列​ 引数としてパスします。
  2. イベントのインスタンスを引数としてtrackEventメソッドを呼び出します。
Swift
Objective-C
Javascript
let event = ADJEvent(eventToken: "abc123")
Adjust.trackEvent(event)

イベント収益の記録

イベントインスタンスにrevenuecurrencyプロパティを設定することで、イベントに関連する収益を計測できます。この機能を使用して、アプリ内で収益が生成されるアクションを計測しましょう。

これらのプロパティを設定するには、setRevenueメソッドを呼び出し、以下の引数をパスします。

  • revenue 額( 数値​ )
  • currencyコード( 文字列​ )

通貨コードはISO 4217規格に則って、3文字の文字列にフォーマットする必要があります。Adjustバックエンドは、レポートされた収益を選択した通貨に変換します。詳細は、複数通貨で購入データを計測するための方法をご覧ください。

Swift
Objective-C
Javascript
let event = ADJEvent(eventToken: "abc123")
event?.setRevenue(0.01, currency: "EUR")
Adjust.trackEvent(event)
ヒント:
アプリ内購入を計測している場合は、購入完了にのみtrackEventを呼び出してください。

購入認証

注意:

購入認証は オプション​ 機能です。これらの設定は、購入認証が有効化されていない限り機能しません。

購入認証を有効にしている場合は、購入イベントと共に追加情報を送信して、購入イベントを検証する必要があります。 Adjustのサーバーがこの情報をイベントオブジェクトで受け取ると、情報をAppleに転送して購入を確認します。

transactionId (NSString) :正常に完了した購入のtransactionIdentifier

productId (NSString)
購入に成功したアイテムの製品識別子

receipt (NSData) :正常に完了した購入に関する情報を含む署名済みレシート

Swift
Objective-C
let receiptURL = Bundle.main.appStoreReceiptURL;
let receipt = try Data(contentsOf: receiptURL, options: .alwaysMapped)

let event = ADJEvent(eventToken: "abc123")
event?.setRevenue(6.0, currency: "EUR");
event?.setTransactionId("transaction-id");
event?.setProductId("product-id");
event?.setReceipt(receipt);
Adjust.trackEvent(event)

コールバックパラメーターを追加する

Adjust管理画面でイベントのコールバックURLを登録した場合、SDKがイベントを計測すると、Adjustバックエンドは設定したコールバックURLにGETリクエストを送信します。

コールバックパラメーターをサーバーに設定できます。イベントにパラメーターを設定すると、SDKはそれらをコールバックURLに追加します。この情報を使用して、自社のBIシステムでユーザーのアプリ内行動を分析することが可能です。

イベントにコールバックパラメーターを追加するには、 string​ key-value引数を指定してaddCallbackParameterメソッドを呼び出してください。このメソッドを複回呼び出すことで、複数のパラメーターを追加することができます。

Objective-C
Swift
Javascript
ADJEvent *event = [ADJEvent eventWithEventToken:@"abc123"];
[event addCallbackParameter:@"key" value:@"value"];
[event addCallbackParameter:@"foo" value:@"bar"];
[Adjust trackEvent:event];

Adjust SDKはイベントを計測し、コールバックパラメーターが追加されたURLにリクエストを送信します。例えば、URL http://www.mydomain.com/callbackが登録されている場合、コールバックは以下のようになります:

https://www.mydomain.com/callback?key=value&foo=bar

CSVレポートを使用している場合、CSVの定義欄にパラメーターを追加するようにしてください。

Adjustでは、SDKからURLに情報をパスするための様々なプレースホルダーをサポートしています。例えば、iOSの{idfa}プレースホルダーやAndroidの{gps_adid}プレースホルダーなどです。{publisher_parameter}プレースホルダーは、単一の文字列での全てのコールバックパラメーターを表示します。

使用可能な値の全リストを含むURLコールバックの詳細については、コールバックガイドをご覧ください。

注意:
Adjustは、カスタムコールバックパラメーターを保存しません。カスタムパラメーターは、コールバックURLにのみ追加されます。

パートナーパラメーターの追加

パートナーパラメーターを追加することで、ネットワークパートナーに追加情報を送信することができます。

Adjustは、設定した外部パートナーにパートナーパラメーターを送信します。この情報は、より詳細な分析やリターゲティング施策にご利用いただけます。これらパラメーターの設定が完了し、機能が有効化されると、Adjustのバックエンドはデータ転送を開始します。

注意:
パートナーパラメーターはデフォルトではローデータに表示されません。ご希望の場合は、プレースホルダー {partner_parameters} を追加することで、それらを単一の文字列として受信することができます。

イベントにパートナーパラメーターを追加するには、 string​ key-value引数を指定してaddPartnerParameterメソッドを呼び出してください。このメソッドを複回呼び出すことで、複数のパラメーターを追加することができます。

Swift
Objective-C
Javascript
let event = ADJEvent(eventToken: "abc123")
event?.addPartnerParameter("key", value: "value")
event?.addPartnerParameter("foo", value: "bar")
Adjust.trackEvent(event)

コールバック識別子を追加

計測したいイベントにカスタムの文字列識別子を追加できます。Adjustバックエンドが、この識別子をイベントコールバックでレポートします。これにより、どのイベントが正確に計測されたかを確認することが可能です。

この識別子を設定するには、IDを 文字列​ 引数としsetCallbackIdメソッドを呼び出してください。

Swift
Objective-C
Javascript
let event = ADJEvent(eventToken: "abc123")
event?.setCallbackId("Your-Custom-ID")
Adjust.trackEvent(event)