サブスクリプションデータの管理

サブスクリプションは、サブスクリプションモデルを採用するアプリのマーケティングに重要な機能です。このデータを使用してマーケティング費用の価値をより深く理解し、今後のキャンペーンを最適化しましょう。サブスクリプションデータの主な用途は以下のとおりです。

  • サブスクリプション収益の計測
  • 新規サブスクリプション、トライアル、解約、サブスクリプションイベントの計測
  • あるイベントから別のイベントへのコンバージョンを計測。例:トライアルからサブスク登録者への移行

サブスクリプションデータはプラットフォーム固有のものです。ユーザーがiOSからAndroidデバイスに乗り換えた場合、そのユーザーは新しいユーザーとしてみなされます。

集計されたサブスクリプションデータは、Datascapeで確認できます。ユーザーレベルのデータを分析するには、ローデータエクスポートを設定してください。

サブスクリプションイベント

Adjustでは、次のサブスクリプションイベントを計測できます。

イベントコールバックでのイベント名説明
有効化(Activations)activationユーザーがサブスクリプション製品を初めて有効化。 
(iOSのみ)請求リトライ(Billing retry)billing_retryサブスクリプションが請求リトライ期間内にある。
キャンセル(Cancellations)cancellationユーザーがサブスクリプションを解約したか、請求リトライ更新に失敗したため、サブスクリプション期間の終わりにトランザクションが更新されない。
割引オファー数(Discounted offers)discounted_offer新しいサブスクリプションが割引料金で購入された。
有効期限の終了(Expirations)expirationサブスクリプションの契約期間が終了した。
猶予期間(Grace periods)grace_periodサブスクリプションが猶予期間(有効な場合)に入っている。
(Androidのみ)保留(On Hold)on_holdサブスクリプションがアカウント停止状態になっている。
(Androidのみ)一時停止(Paused)pausedサブスクリプションが一時停止状態になっている。
料金改定への同意(Price accepted)price_acceptedユーザーがサブスクリプション料金の改定に同意。
(iOSのみ)価格を拒否(Price declined)price_declinedユーザーがサブスクリプション料金の改定を拒否。
再有効化(Reactivations)reactivationトライアル、オファー、サブスクリプションで登録したユーザーが、解約した後に再有効化。  
  • (Google Androidアプリのみ)ユーザーがサブスクリプションを解除し、再度同じ製品をサブスクリプションすると、Googleは新しいトランザクションIDを割り当てます。結果として、そのイベントが同じユーザーもしくはデバイスからなのかは判別できますが、それが再有効化によるものかどうかを計測できません。よってAdjustは、Google Android アプリの「再有効化」イベントをサポートしていません。
(iOSのみ)返金(Refunds)refundサブスクリプションの取引が返金された。
更新 (Renewals)renewalユーザーが正常にサブスクリプションを更新。
請求リトライ更新(Renewals from Billing Retry)renewal_from_billing_retryユーザーが請求リトライ期間中に正常にトランザクションを更新。 
解約(Revoked)revokedユーザーが有効期限前にサブスクリプションを解約。
トライアル開始(Trial started)trial_startedサブスクリプションの新しい無料トライアルが開始された。

サブスクリプションイベント

以前のサブスクリプションバージョン

サブスクリプションイベントのサブタイプ

以前のサブスクリプションバージョン

Datascapeのレポート

集約されたサブスクリプションデータは、Datascapeで確認できます。

ヒント:

製品ID​ ディメンションを使用して、サブスクリプション製品別にデータを分類します。例えば、無料トライアル、月間サブスクリプション、年間サブスクリプションなど、複数のサブスクリプション製品がある場合は、製品IDディメンションと関連するサブスクリプション指標を追加して、サブスクリプションデータを分析します。

ローデータエクスポート

効率的なトラブルシューティングを行い、データに関する深いインサイトを得るために、サブスクリプション記録データをサーバーに直接送信することができます。

注意:

AppViewでAmazon S3またはGoogle Cloud Storageをすでに設定している場合は、サブスクリプションイベントのクラウドストレージアップロードが自動的に受信されます。これらの特定のデータポイントを表示するには、サブスクリプション関連のプレースホルダーをCSVの定義に追加する必要があります。

サブスクリプションプレースホルダー

以下のプレースホルダーをサーバーコールバッククラウドストレージアップロードに追加できます。