サブスクリプション

Adjustのサブスクリプション(Subscriptions)は、AppleApp Store またはGoogle Playストアに公開されるサブスクリプションベースのアプリ向けソリューションです。これを利用すると、ユーザージャーニー全体を通してサブスクリプションイベントと収益を記録できます。

例えば、サブスクリプションを有効にして無料トライアルのサインアップを計測し、さらにトライアルから課金した顧客へのコンバージョンを計測できます。また、Datascapeのレポートでサブスクリプション指標を確認し、マーケティング予算がもたらす価値を分析できます。

当ソリューションのメリット

Adjustのサブスクリプションソリューションの主な用途は以下のとおりです。

  • コホート収益指標を使用して、広告費用回収率(ROAS)を把握します。
  • 複数のディメンションを使用して詳細なレポートを取得し、サブスクリプション戦略と目標に基づいてマーケティングの取り組みを最適化します。例えば、サブスクリプション製品の一意の識別子である「プロダクトID」ディメンションによって、アプリのアクティベーション数の内訳を確認できます。
  • あるイベントから別のイベントまでのコホート期間のコンバージョン率を計測します。
  • コンバージョン、更新、解約を含むサブスクリプション収益のパフォーマンスをチャネルごとに分析します。
  • サーバーコールバックをサブスクリプションに設定して、イベントがトリガーされた直後にリアルタイムでサーバーがデータを受信するようにします。このデータは、ユーザーのリエンゲージメントに即座に使用できます。
  • サブスクリプションイベントデータを含むサブスクリプションコールバックをパートナーと共有します。

最新バージョンにアップグレードするメリット

サブスクリプションの最新バージョンにアップグレードすると、以下の点が改善されます。

  • イベントタイプとサブタイプの複雑さが低減されます。最新バージョンで提供されるシングルレイヤーには17の事前定義済みイベントが含まれ、より多くのイベントタイプがサポートされます。イベントをより簡単に、かつ詳細に記録できるようになります。 例えば以前のバージョンでは、有効化イベントに「初回サブスクリプション」と「トライアル」が含まれ、解約イベントには、「期限切れ」と「解約」が含まれていました。新しいバージョンでは、「トライアル」、「有効化」、「有効期限」、「解約」といったイベントを個別に利用できるようになります。

  • 以前のバージョンでは、ユーザーが無料トライアルからサブスクリプションにコンバージョンした回数のみを計測できました。今回のアップグレードにより、コンバージョン率指標を使用して、それ以前の関連ステータスからサブスクリプションにコンバージョンした回数を確認できます。

    例:

    • install → trial(インストール → トライアル)
    • install → activation(インストール → 有効化)
    • trial → renewal(トライアル → 更新)
    • discounted offer → renewal(割引オファー → 更新)
    • activation → renewal(有効化 → 更新)
    • renewal → cancellation(更新 → 解約)
  • 以前のバージョンでは、サードパーティ、パートナーコールバック、およびレポート内でデータを共有する際、サブスクリプションのカスタムイベント名を使用していました。最新バージョンではサブスクリプション機能が強化されており、標準のイベントと指標を使用して、Adjustでのサブスクリプション設定とレポート作成を簡素化できます。

サブスクリプションの使用を開始する

グロースソリューション:

サブスクリプションは、Adjustグロースソリューションに含まれています。本機能の利用をご希望の場合は、Adjustの担当者またはsales@adjust.comまでお問い合わせください。

Adjustのサブスクリプションデータは、アトリビューションデータとは別のデータベースに格納されます。

アカウントのサブスクリプションを設定するには、次の手順に従ってください。

  1. アプリに最小バージョンのAdjust SDKを設定します。
  2. iOSアプリまたはGoogle Play Androidアプリを設定します。
  3. Adjustでアプリのサブスクリプションを有効にします
  4. サブスクリプションデータを使用してマーケティング予算がもたらす価値を理解し、今後のキャンペーンを最適化します