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Adjust移行ガイド

Adjustの計測をスムーズに開始するための移行プランを説明します。このプランは、移行作業の所要時間に約1か月間のタイムラインを設けた場合に基づいています。各手順はおよそ1週間で完了します。連携手続の詳細とスケジュールの調整については、専任のAdjustセールスエンジニアまでお問い合わせください。

管理画面の設定とデータのインポート

はじめに、Adjust機能に関するデモを参考にして、Adjust管理画面でアプリを設定します。

デモの内容:

  • アプリとアプリ内イベントを設定する方法
  • ローデータのコールバックまたはローデータのアップロードを設定する方法

管理画面の設定が完了したら、管理画面へのアクセス権限を付与したいユーザーのアカウントを設定します。次に、Adjust担当者が既存のユーザーデータのインポートを行います。

ステップ1:データのインポート

Adjust SDKで初めてアプリのアップデートをリリースする前に、既存のデバイス情報をインポートするのが最も良い方法です。これにより、Adjustに情報が保存され、インストール情報の重複を防ぎます。以前利用していたモバイル計測パートナー(MMP)および/またはBIシステムから既存のデータをエクスポートすることができます。

ファイルフォーマット

Adjustで使用できるCSVファイルのフォーマットは以下のとおりです。

  • UTF-8エンコード
  • 二重引用符(")修飾子で区切られているコンマ

インポートはiOSとAndroidの両方でサポートされています。使用されるデバイスIDのタイプは以下のとおりです。

OSストアデバイスIDタイプ
AndroidGoogle Play Storegps_adid
AndroidAmazonアプリストアandroid_id
iOSApp Storeidfa
iOSApp Storeidfv

いずれのファイルも、以下の命名規則に従って名前を付ける必要があります。 <app_token><os_name><device_id_type>.csv

アプリのトークン、OS名、デバイスIDタイプの値を小文字で入れます。例:

sgnadsdg354gfan_android_gps_adid.csv

フィールド

注意:
重複を防ぐため、Adjustは、device_id_type/app_tokenの組み合わせ毎に、各device_idの最初のインスタンスのみをインポートします。同じファイルまたはそれ以降のファイルに存在する重複値は全て無視されます。

CSVファイルには、次のフィールドが記載の順序で含まれていることを確認してください。

フィールド必須/オプション値の例注意
device_id必須B1CDA5FE-BEBA-48ED-AD0F-27AE62BF82D8ダッシュ (-) の使用は任意です。使用できるdevice_idのタイプは以下のとおりです。
  • android_id (大文字、小文字の区別なし)
  • external_device_id (大文字と小文字を区別)
  • gps_adid (Google 広告ID、大文字、小文字の区別なし)
  • idfa (大文字、小文字の区別なし)
  • idfv (大文字、小文字の区別なし)
created_atオプション1586391845整数として秒単位で指定されたUnixインストールタイムスタンプです。このフィールドがインポートファイルに表示されない場合、この値はインポートのタイムスタンプとともに自動的に表示されます。
network必須Imported Devicesインポートされたデータは、最新のAdjustデータとの混在を防ぐために別のネットワークに置く必要があります。この情報の構築方法については、 インポートされたデバイスに関する設定方法 をご覧ください。
キャンペーンオプションironSource
adgroupオプションironsource_ios_us
クリエイティブオプションAd Group 1

1つ以上のオプションフィールドに情報がない場合は、空のフィールドを挿入してください。各行のフィールドの数は、ヘッダーの数と一致していなければなりません。

注意:
インポート済みのユーザーは管理画面のレポートには自動的に表示されません。インポート済みの各ユーザーをAdjustのデータセットに追加するには、(Adjust SDKが統合されているアプリバージョンで)アプリセッションをトリガーする必要があります。

データのインポートが完了したら、Adjustがすぐにお知らせします。

インポートに関する設定方法

インポートされたデバイス(Imported devices)

Adjustのデータの正確性を維持するため、履歴データを現在使用中のネットワークにインポートしないことを推奨します。外部システムからインポートされたデバイス情報には関連するインストールイベントのデータが含まれていないため、Adjustが生成したデータと混在させた時にレポートに混乱や不正確なデータが発生する可能性があります。これを防ぐため、Adjustは「Imported Devices」というプレースホルダーネットワークを使用し、ネットワーク名をキャンペーン名として、キャンペーン名をアドグループ名として、そしてアドグループ名をクリエイティブ名として使用することを推奨します(上記のCSVの例を参照)。

以前のシステム値AdjustインポートCSV値注意
network「Imported devices」にこれをハードコーディングするか、空欄のままにしてAdjustがこの情報を自動的に表示できるようにします。
ネットワーク名キャンペーン
キャンペーン名adgroup
アドグループ名クリエイティブ

この構造に従うことで、既存のキャンペーン構造を3つのサブレベルの深さまで掘り下げることができます。

以下はヘッダー行と値のテンプレートです。

device_id,created_at,network,campaign,adgroup,creative
<device_id>,<created_at>,Imported Devices,<network>,<campaign>,<adgroup>

以前のシステムからの値を<device_id><created_at><network><campaign><adgroup> に入力します。 例:

device_id,created_at,network,campaign,adgroup,creative
B1CDA5FE-BEBA-48ED-AD0F-27AE62BF82D8,1586391845,Imported Devices,ironsource,ironsource_ios_us,Ad Group 1

デバイスID

各iOSアプリに対しては、2つのファイルをインポートすることを推奨します(iOSのdevice_id値毎に1つ)。

  • idfa
  • idfv

各Androidアプリに対しては、以下のdevice_id値を含む単一のファイルをインポートすることを推奨します。

  • gps_adid

android_idは、一般的にgps_adidが対応していない1〜3%のデバイスに対して使用されるものでため、インポートの実行はオプションです。

プライバシー

インポートファイルには機密情報が含まれるため、ファイルをAdjustの担当者と安全に共有できる場所にアップロードすることを推奨します。インポートの完了後、Adjustの担当者がそれらのファイルを削除します。

SDKの統合とテスト

Adjustが既存のユーザーベースをインポートする間に、Adjust SDKの実装とテストを開始することができます。

Adjust SDKのリリースに関する情報は、SDKリリースのページからご覧ください。

開発者が実装とテストを実行する間に、Adjust管理画面でテストデータの確認やレビューを行うことができます。SDK実装テストは全て、sandbox modeに設定されたSDK環境で実施する必要があります。

開発者がSDKの実装についてご不明な点がある場合、または実装プロセスに関するマンツーマンの詳細な説明をご希望の場合は、ご要望に応じてワークショップを実施することも可能です。

SDKをテストする場合は、AdjustデバイスAPIのご利用をお勧めします。

セールスエンジニアがSDKが正常に実装されたことを確認し、ユーザーのインポートを完了すると、Adjustでは、Adjust SDKが実装された新バージョンのアプリを必要なアプリストアに提出することを許可します。

警告:
データのインポートが完了する前に、アプリをアプリストアに申請しないでください。申請した場合、既存のユーザーベースがAdjustでの新規ユーザーとしてカウントされます。

キャンペーンの設定

Adjustキャンペーンウィザードを使用すれば、作成したトラッカーを簡単に編集できます。その後、Adjustがキャンペーンワークショップを実施して、お客様の設定プロセスをサポートいたします。

設定内容:

  • 計測可能なキャンペーンのタイプ
  • 受信可能な情報のレベル
  • トラッカーURLを作成する方法
  • パートナーモジュールを有効にする方法
  • Adjustのアトリビューション方法

こちらのワークショップ実施後、ネットワークパートナーにキャンペーンの設定を依頼することが可能になります。

注意:
ネットワークのテストは、Adjust SDKが実装されたアプリバージョンがアプリストアで公開されるまで開始しないでください。

キャンペーンが開始されると、Adjustのセールスエンジニアが、計測設定とレポート機能の動作が正常かどうか確認します。

分析と最適化

(SDKが適切に実装された)アプリがアプリストアで公開され、キャンペーンデータがAdjustで計測されると、Adjustが最終的なワークショップを実施します。

設定の内容:

  • データを分析する方法
  • レポートの取得方法
  • ローデータを受け取る方法
  • ユーザー獲得戦略の実施方法に関する推奨事項

上記は、Adjust機能や計測データを最大限に活用する上で必要なツールと情報です。サポートやさらに詳しい説明をご希望の場合は、Adjustのサポート担当者またはsupport@adjust.comまでお問い合わせください。