Apple Search Adsのレポート ここでは、AdjustがDatascapeにApple Search Adsキャンペーンの集約データをどのようにレポートするかを説明します。併せて、カスタムプロダクトページに関する情報、AdjustとApple Adsの間でデータに乖離が発生する一般的な理由もご覧ください。
Apple Ads Attribution APIとApple Search Ads Campaign Management APIは異なるAPIであるため、アトリビューション時にキャンペーンの詳細が得られない場合があります。
キャンペーンの詳細がアトリビューション時に取得可能な場合は、以下のようにレポートを表示することができます。
Network(最上位レベル) Apple Search Ads
Campaign(サブレベル1) campaign-name (campaign-id)
Adgroup(サブレベル2) adgroup-name (adgroup-id)
Creative(サブレベル 3) keyword-name (keyword-id)
AdvancedソリューションとBasicソリューションをご利用のお客様に関しては、アトリビューション時にキャンペーンの詳細が取得できない場合、Adjustは「unknown」リンクを作成し、IDのみを表示します。
Network(最上位レベル) Apple Search Ads Campaign(サブレベル1) unknown (campaign-id)
Adgroup(サブレベル2) unknown (adgroup-id)
Creative(サブレベル 3) unknown (keyword-id)
キャンペーンの詳細が利用可能になると、Campaign Labのリンク名と次回のローデータエクスポートサーバーコールバック/クラウドストレージアップロードが更新されます。
以下の場合、Adjustは広告エンゲージメントにつながった特定のキーワードのみをクリエイティブレベルkeyword-name (keyword-id)
に設定できます。
Apple Search Adsの Advanced ソリューションを使用していること。 アドグループレベルで 検索マッチ(Search Match)を無効 にしており、ターゲットにするキーワードを手動で設定していること。 Appleが広告をユーザー検索クエリに自動的にマッチングすると、Adjustはクリエイティブレベルにunknown
を表示します。これは次の場合に発生します。
Apple Search AdsのAdvancedソリューションを使用していること。 検索マッチを有効にしていること。 同一のキャンペーンに、検索マッチが有効なアドグループと検索マッチが無効なアドグループを同時に含められます。
Appleでは、アプリのApp Storeプロダクトページについて、複数のバージョンを作成できるようにしています。これらはカスタムプロダクトページ と呼ばれ、ターゲットユーザーに応じて異なるアプリ機能を宣伝するための柔軟性を提供します。カスタムプロダクトページを使用すると、さまざまな広告から、アプリのApp Storeプロダクトページのうち最も関連性の高いページにユーザーをリダイレクトできます。
Apple Search Adsを使用したキャンペーンでは、ローデータエクスポートで{iad_ad_id}
プレースホルダー を使用して、Apple Search Adsキャンペーンのパフォーマンスをカスタムプロダクトページごとに分析します。 詳細については、App Storeのカスタムプロダクトページ をご参照ください。
AdjustとApple Search Adsの間でレポートデータに乖離がある場合は、次の点が原因となっていることがありますのでご確認ください。
全て展開する
Apple Search AdsのコンバージョンはApple IDを基にしている一方で、Adjustは広告IDを利用するため、クロスデバイス計測に適用しません。
ラストクリックアトリビューションにおけるApple Search Adsの可視性 Apple Search Ads Adは、ユーザーがApple Search Adsで広告にエンゲージしてからアプリをダウンロードするまでの間に、他のパートナーの広告をクリックしたかどうかを判断することができません。
さらに、ユーザーがApple Search Adsの広告をタップしてアプリをダウンロードしたものの、アプリを開かない場合があります。その後、ユーザーが別のソースの広告をクリックして、アプリを開くこともあります。 この場合、Adjustはラストクリックにインストールをアトリビュートしますが、Apple Search Adsは既にインストールをアトリビュートしています。
Adjustの場合、標準的なラストクリックアトリビューション期間は7日間です。Apple Search Adsは30日間に設定しています。
タイムスタンプのないクリックアトリビューションの優先順位 Apple Search AdsはAppTrackingTransparency (ATT) の同意を基に、2種類のアトリビューションレスポンスを提供します。
この違いにより、アトリビューションレポートにデータ乖離が生じる可能性があります。
Apple Search Adsは、独自の内部ロジックを基に、タイムスタンプのないクリックを含む 全てのエンゲージメント をアトリビュートします。このアトリビューションロジックの違いが原因で、レポートのデータ乖離が生じることがあります。
より柔軟な対応を可能にするために、AdjustではUI上でタイミングの指定されていないクリックの優先順位を設定できるオプションを提供しています。
詳細については、ヘルプセンター をご覧ください。
Apple Search Adsのレポートタイムゾーンはアカウントで設定している国・地域を基にしていますが、AdjustはUTC(協定世界時)でレポートを表示します。
Apple Search Adsは、ユーザーがApp Storeからアプリをダウンロードした際にダウンロード指標を表示しますが、Adjustはアプリが初回起動された際にのみカウントします。
Apple Search Adsでは、ユーザーがアプリをダウンロードして、削除した後に次のいずれかを行うと、再ダウンロード としてカウントします。
App Storeで広告をタップした後、同じアプリを再度ダウンロードする。または、 App Storeの広告をタップした後、別のAppleデバイスに同じアプリをダウンロードする。 AppleのInstalls
指標は、ダウンロード数と再ダウンロード数の合計です。Apple Search Adsでご利用できる指標の詳細については、レポートと定義 をご覧ください。
Adjustでは、リアトリビューション基準 が満たされた場合にのみ、リアトリビューションをカウントします。 基準の要件は、一定期間非アクティブであるユーザーにおいて、(多くの場合、リターゲティングキャンペーンの)新しい有料広告を通じてアプリとのリエンゲージメントが達成されることです。
リアトリビューション基準が満たされていない場合、Adjustでは個別のインストールとしてカウントされません。Adjustでは、デバイスごとに1件の新規インストールのみがカウントされます。
Apple Search Adsの再ダウンロード数とAdjustのリアトリビューション数の乖離が著しい場合は、非アクティブ期間とリアトリビューション期間をご確認ください。
同じキャンペーンレベルIDを使用した複数の再ダウンロード Adjustは、異なるcampaignId
、 adgroupId
、またはkeywordId
データが付与された新しい広告にエンゲージした後、ユーザーがアプリを再ダウンロードした場合にのみリアトリビューションをカウントします。
一方でApple Adsは、ユーザーが同じcampaignId
、 adgroupId
、またはkeywordId
のデータで同じ広告にエンゲージした場合、再ダウンロードをレポートします。
これにより、Adjustのリアトリビューション数とAppleの再ダウンロード数の間に乖離が発生します。
このような乖離にもかかわらず、ユーザーはApple Adsにリアトリビュートされているため、 Adjustはインストール後の指標(セッション数/カスタムイベント数/LTVなど)を正確にレポートします。
以下のいずれの場合も、データ共有の制限により、AdjustはApple Search AdsのAPIを呼び出してアトリビューションデータを取得することができません。
AdjustのDatascapeでApple Adsキャンペーンのパフォーマンスを確認する際は、アトリビューションソースフィルター でダイナミック(Dynamic)設定を選択してください。これにより、Apple Search Adsキャンペーンの全てのインストールとリアトリビューションを含むことができます。
First が選択されている場合、レポートは最初のアトリビューションソースにのみ基づいて行われ、Apple Search Adsのリアトリビューションの大部分はレポートに表示されません。