サーバー間 (S2S) 連携 Adjustのサーバー間(S2S)API連携により、Adjust SDKを使用したりアプリのコードに変更を加えることなく、アプリをAdjustに接続することができます。
ここでは、サーバー間連携のユースケースと、連携上の制約についてご説明します。
Adjust S2S連携により、イベントをレポートするよう設定できます。例えば、以下のような利点が挙げられます。
アプリのコードを変更することなく、柔軟にキャンペーンを計測できます。 カスタムトリガーまたはカスタムKPIに基づいたイベントを自社システムで記録します。 アプリのイベントをAdjustに送信する前に外部サービスで検証 セキュリティ上の理由から、特定のデータのみをサードパーティと共有以下のように、S2S連携をすることで利用できなくなる機能や注意点がいくつかあります。
オフラインでの活動中にデータが失われる可能性 データ認証が正しく行われていない場合、不正行為のリスクが高まる クライアント側のサーバーは、データを正しい形式、順序、順番で送信しなければならないため、リソースとエンジニアリングのオーバーヘッドが発生また、S2S連携で設定できない機能があります。以下のメニューから、これらの機能と理由を確認してください。
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ディファードディープリンクは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための重要なツールです。ユーザーが広告をクリックしたものの、アプリをインストールしていない場合、ストアにリダイレクトされます。アプリをインストールした後、初回起動時にアプリ内の特定の場所にディープリンクされます。
S2Sは、ディファードディープリンクのパフォーマンスに影響を与える場合があります。S2SはSDKが実装されていなくても使用できますが、お客様のサーバーがAdjustのバックエンドのアトリビューションAPIからディファードディープリンクをリクエストし、その情報をアプリに伝える必要があります。
アトリビューションコールバックにより、エンドユーザーのデバイスに送信されたアトリビューションデータを取得することができます。例えば、ユーザーがアプリを再インストールした場合、Adjust SDKはこの情報をデバイス上のアプリに送り返すことができます。
S2Sによる計測を実装する場合は、AppleのAttribution APIを統合するためのサポートをお客様側で別途構築する必要があります。Adjust SDKを使用すると、これらの広告を自動的に計測します。
アドフラウド:Google Playストアでのクリックインジェクション Adjust SDKは、Google Playストアから3つの重要なタイムスタンプを受け取り、クリックインジェクションによってユーザーがキャンペーンに不正にアトリビューションしないようにしています。これらのタイムスタンプは、「Download Start(ダウンロード開始)」「Download Complete(ダウンロード完了)」「First Open(初回起動(インストール))」です。これらのデータがないと、不正なアプリが初回起動の直前にアプリのクリックを送信し、この不正アトリビューションに対する広告成果を獲得してしまいます。
Adjust SDKは、アプリを開いたユーザーの正当性に関する具体的な情報をバックエンドに提供します。Adjustには様々なチェック機能があり、情報が欠落している場合は、そのユーザーが実際のユーザーではない可能性があります。Adjust SDKを実装していない場合は、お客様ご自身で何らかの防止策を構築していただく必要があります。
サーバー間連携でAdjustと計測を開始するには、サーバー間API開発者ガイド をご覧ください。