マルチタッチ計測
アプリユーザーの多くは、アプリをインストールする前に複数の広告にエンゲージしています。Adjustのマルチタッチを使用することで、アトリビューションだけではなく、API連携ネットワーク(SAN)が主張するコンバージョン前のエンゲージメントが確認できます。これにより、ユーザージャーニーの可視性を高め、パフォーマンスマーケティングキャンペーンをより深く理解できるようになります。
ここでは、マルチタッチの設定手順、効果的な活用方法、よくあるご質問をご紹介します。
事前準備
要件
- 大量のリアルタイムデータの処理が可能なビジネスインテリジェンスシステム
- マルチタッチデータを解析するデータ分析ツール
このモデルについて
- Adjustはアトリビュートされた各アクティビティ(インストール、リアトリビューション、リアトリビューション 再インストール)のタッチポイントを制限なしでレポートします。
- reftag(リファレンスタグ)は、Adjustで生成される一意のIDです。AdjustはこのIDを使用して、アトリビューションの対象とみなされるエンゲージメントを表示します。
- Adjustは、全てのエンゲージメントを確認し、リファレンスタグを含むものをJSONリストにてレポートします。これにより、一致するエンゲージメントを見つけるために大量のデータを処理する必要がなくなり、より速く、簡単にレポートを分析できるようになります。
Adjustマルチタッチの設定
Adjustのマルチタッチは、ローデータエクスポートでコンバージョン前のエンゲージメントを表示します。マルチタッチの設定には2つの方法があります。
サーバーコールバックの設定
コールバックURLには、2つの設定が必須となります。1つ目は、API連携ネットワークを対象としたクリックおよびインプレッションで、単一のアクティビティコールバックとして設定する必要があります。2つ目は、マルチタッチ計測でサポートされている他のアクティビティ対象で、単一のコールバックまたはグローバルコールバックとして設定できます。
API連携ネットワークのインプレッションとAPI連携ネットワークのクリックコールバック
API連携ネットワークのインプレッションとAPI連携ネットワークのクリックアクティビティは、単一のアクティビティコールバックとして設定する必要があります。グローバルコールバックは、これらのアクティビティを 含みません 。
サーバーコールバックの設定時に、API連携ネットワークのインプレッション/API連携ネットワークのクリックのコールバックURLを指定します。
- 推奨プレースホルダーを確認してください。
{reftag}
プレースホルダー(単数)をURLに追加します。- 例:
reftag={reftag}
- 例:
その他全てのコールバック
以下のコールバックを、単一のアクティビティコールバックとして、またはグローバルコールバックの一部として設定できます。
- impression
- click
- install
- reattribution
- reattribution reinstall(アンインストール・再インストール計測機能にご契約の場合)。
単一のアクティビティコールバック
インプレッション および クリック のトリガーの場合:
コールバックの横の 編集 (鉛筆)アイコンを選択します。
コールバックURLを入力します。
{reftag}
プレースホルダー(単数)をURLに追加します。- 例:
reftag={reftag}
- 例:
インストール 、 リアトリビューション 、 リアトリビューション再インストール のトリガーの場合:
コールバックの横の 編集 (鉛筆)アイコンを選択します。
コールバックURLを入力します。
- アクティビティの推奨プレースホルダーの例を確認してください。
{reftags}
プレースホルダー(複数)をURLに追加します。- 例:
reftags={reftags}
- 例:
グローバルコールバック
グローバルコールバックを設定するには:
トリガーリストで Global を選択します。
コールバックURLを入力します。
- グローバルコールバックの推奨プレースホルダーの例を確認してください。
{reftag}
と{reftags}
の両方のプレースホルダーをURLに追加します。SAVE を選択します。
クラウドストレージアップロードの設定
マルチタッチのデータをストレージバケットに送信するには、以下の手順に従ってください。
サーバーコールバックの設定時に、ストレージプロバイダーを選択し、認証情報を入力します。
データの送信(Sending data) で、以下のイベントを選択します。
impression
click
install
reattribution
reattribution reinstall
self-attributing network impression
self-attributing network click
Adjustが推奨プレースホルダーを含むCSVの定義を入力します。
{reftag}
と{reftags}
のプレースホルダーをCSVの定義に追加します。SAVE を選択します。
設定が完了しました。Adjustはマルチタッチの全てのデータポイントをクラウドストレージバケットに送信するようになります。